国民民主党がまとめた10月の衆院選の総括案が29日、判明した。議席を公示前から4倍の28議席に増やした要因について、「無党派層・若年層へのアプローチが功を奏し、躍進の原動力となった」と指摘。来年夏の参院選に向け「複数区は当然のこと、1人区でもできる限り候補者の擁立を図っていく」と明記した。近く正式決定する。
総括案は、連合の推薦を受けた国民民主候補がいる小選挙区に、立憲民主党が後から対抗馬を擁立したケースが複数あったとして「大変遺憾だ」と強調。比例代表の候補者が不足し、本来得られたはずの3議席を他党に譲ったことに関し「期待を受け止めきれなかったことについて反省すべきだ」と記した。