秋篠宮さまがきょう、59歳の誕生日を迎えられました。誕生日に先立って行われた記者会見で、秋篠宮家へのバッシング情報について「いじめ的情報に感じる」と率直な感想を述べられました。
秋篠宮さま
「バッシング情報というのは、これは第三者と当事者では恐らく意味合いが異なってくるように思います。当事者的に見るとバッシング情報というよりも、いじめ的情報という風に感じるのではないかと思います」
誕生日に先立って行われた記者会見で、秋篠宮さまはSNS上などで増えている秋篠宮家へのバッシング情報について、このように述べられました。
その上で、「(いじめ的情報が)ある一定の意見になると、それと違う意見に接しにくくなるという現状があると思いますし、それが今度は情報を見る人の確証へとなっていくと、それに対応するというのはなかなか難しい」と現状についての認識を示されました。
また宮内庁が今年度からインスタグラムを開始し、天皇皇后両陛下の動静をアップしていることについて、「大変、良かったなと思っております」と感想を述べましたが、今後、秋篠宮家や宮家の活動にまで対象を広げることについては、皇室の広報の枠組みをきちんと設定して、それに基づく情報発信をする必要性を指摘されました。
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皇族確保策の与野党協議で女性皇族が結婚後も皇室に残る案がおおむね賛同を得られていることについては、「該当する皇族は生身の人間なわけで、宮内庁の然るべき人たちは、その人たちがどういう考えを持っているかということを理解して、若しくは知っておく必要がある」という考えを示されました。
一方、このことについて佳子さまとは「話し合いをしているということはありません」と述べられました。
また、今年18歳の成年を迎えられた悠仁さまについて、「ついこの前までチャイルドシートに乗っていた子供が、もう成年なのかと思うと実に時の流れが速いということを実感いたします」と述べられました。
また悠仁さまが小学校6年生ぐらいの時に行われた地震などの緊急時の引き取り訓練で、秋篠宮さまが道に迷ったため、悠仁さまに手を引かれて歩いた思い出を話し、「その時に随分成長したんだなということを感じました」と話されました。
悠仁さまが将来皇位を継承されることについては「一つ一つ自分が関わる仕事を大事に思って、取り組んでほしい」と期待を寄せられました。
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11月15日に逝去された三笠宮妃百合子さまについては「昨年の私の誕生日には、宮邸までお越しくださってお話をしたりいたしました」と明かし、「大変寂しい気持ちであります」と述べられました。
10月に骨折された上皇后さまについては「そのことを聞いて非常に驚いており、早い御回復を願っておりました」とし、杖をついて歩かれていることには、「とても回復が早いのではないかと思い、嬉しく思いました」と明かされました。
この1年で印象に残った出来事としては、元日の能登半島の地震とその中で9月に大雨が降り二重の災害となったことをあげ、亡くなった人たちへの哀悼の意と被災した多くの人たちへのお見舞いを述べた上で、「速やかな復旧を心から願っております」と述べられました。