堂本光一さんが、2000年11月の初演で帝国劇場史上最年少座長を務めて以来、24年間、毎年上演を続けてきたミュージカル「SHOCK」シリーズが、ついに東京・帝国劇場で大千穐楽を迎えました。
【写真を見る】【堂本光一】「Endless SHOCK」24年間の歴史に幕 「やり残したことはない」 カーテンコールは1時間超え 最後は胴上げ
これで堂本光一さんの単独主演記録は、大千穐楽も含め2,128回に。故・森光子さんが「放浪記」で打ち立てた記録・2,017回を大きく上回る大記録となりました。
最後の公演でも、大きな見どころであるフライングや空飛ぶ車は健在。そして、2002年6月公演から始まった階段落ちの演出は、合計22段、高さ4.84メートルの階段を毎回落ち続け、コロナ禍を除く22年間、落下した高さは合計9,307メートルに上りました。
全ての歌を終え、カーテンコールに入ると、客席からはまさに割れんばかりの拍手が。あいさつの口火を切った堂本さんは“いや、もう、しゃべることはございません。どうしよう。2000年から幕を開けて、当時21歳でただの若造でしたけど、そんな自分を信用してくださって、こうして帝劇のステージというところに立たせていただき、24年間も毎年この景色を見せていただけたこと、心より感謝を申し上げたいと思います“とファンに感謝を伝えました。
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その上で“ここまで、えーと、何回?2千100…えっと、誰も把握してません!“と、自身の大記録をまさかの失念。“2,128回!訳がわからない数字ですよね。今年だけで142回!“と振り返ると大きな拍手が湧きました。
さらに大きな金色のくす玉を割り、中からは「光ちゃん お疲れ様でした!」の文字が。長年共演して来た前田美波里さんからは、今年の公演数にちなんで142本の大きなバラの花束が堂本さんに贈られました。
カーテンコールは1時間近くにもおよびましたが、出演者全員が降壇してもなお鳴り止まない拍手に、堂本さんが再登壇。話し始めたところで共演者たちも一斉にステージに上がり、堂本さんを胴上げしました。
堂本さんは“本当にもう思い残すことはありません。やり尽くしました。(体の)いろんなところがボロボロなのはボロボロです。治します。これだけ愛されるものになるとは、自分も想像もしておりませんでしたけど、自分にとってはエンターテインメントはすごく大事なもので、本当にいろんなものを凌駕して、人の命を救うこともあったりすると言われたこともあります。これからも発信していけたらと思いますので、今後も支えていただけたらと思います。ありがとうございました“とファンにメッセージを送りました。
公演終了後には囲み取材に応じ、“泣きましたか?“と聞かれると、“いや、全然。泣いてほしかったですか?“と笑わせ、“背負ったものを下ろせるのかなと思ったけど、下ろせたと思ったけど、余計にもっと重たいものが乗りかかったような気持ち。実際、自分は舞台に立つことをやめるわけではないし。「SHOCK」は幕を下ろしますけど、それ以外はいつも通り活動していくので“と、すでに今後の活動を見据えている様子。
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“「SHOCK」の後継者は?“との質問には“現れないですかね。自分の夢ではありますね。自分が積み上げて作って来たものを、自分じゃないにしても表から見るというのは夢ですね“と話すも、記者に“光一さん以上のフライングをする人は見たことない“と持ち上げられると、“まあ、現れないでしょうね。冗談ですけど“と、笑顔を見せました。
そして“記録は破られるためにあるものですから、破ってほしいし、「SHOCK」を見てミュージカルやエンタメに興味を持った人もいるでしょうし、そういう方がいたらうれしい“と話しました。
最後に“光一さんにとって「SHOCK」とは?“と聞かれた堂本さんは“今後にも期待を込めて「永遠」であってほしいです。自分としてもこれからも「永遠」に、この思いを持ちながら生き続けることになると思います“と噛み締めていました。
【担当:芸能情報ステーション】