大泉洋、演じた主人公・蓮田兵衛は「僕自身も憧れるような人」 映画『室町無頼』キャラクタービジュアル到着

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2024年11月30日 14:10  クランクイン!

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映画『室町無頼』蓮田兵衛(大泉洋)キャラクタービジュアル (C)2025『室町無頼』製作委員会
 大泉洋が主演を務め、なにわ男子の長尾謙杜や松本若菜らが共演する映画『室町無頼』より、大泉演じる蓮田兵衛が只者ならぬ風格で大胆不敵な笑みを浮かべるキャラクタービジュアルが解禁された。

【動画】大泉洋主演、なにわ男子・長尾謙杜、松本若菜ら共演『室町無頼』、動乱の世の熱気が漂う本予告

 本作は、『極楽征夷大将軍』で第169回直木賞を受賞した垣根涼介の『室町無頼』(新潮文庫刊)を原作とするアクション・エンタテインメント。日本史上、初めて武士階級として一揆を起こし、歴史にただ一度だけその名を留める男・蓮田兵衛と、彼のもとに結集した「アウトロー=無頼」たちの知られざる闘いをドラマチックに描く。監督を務めるのは、『22年目の告白―私が殺人犯ですー』や『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』など、濃密な人間ドラマをエンタメに昇華させてきた入江悠。

 剣の達人である主人公・蓮田兵衛を演じるのは大泉洋。兵衛に拾われ、身も心も成長する才蔵役に抜てきされたのは、なにわ男子の長尾謙杜。その才蔵に棒術を教え込む老師に、柄本明。民を虐げ、贅沢にふける有力大名・名和好臣には北村一輝。高級遊女にして、男たちの間を漂う絶世の美女・芳王子(ほおうじ)役に松本若菜。そして300人もの荒くれ者を抱え、幕府から今日の治安維持と取り締まりを任される悪党一味の首領・骨皮道賢を堤真一が演じる。兵衛とは悪友である道賢は、やがて宿敵ともなっていく。

 すでに解禁となっている映像では、鬼気迫る表情で迫力の剣術アクションを見せる姿が話題となった、大泉演じる主人公・蓮田兵衛。今回、己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぎ、ひそかに幕府討伐と世直しの野望を抱く兵衛が、そのただならぬ風格を滲ませて不敵な笑みを浮かべる、キャラクタービジュアルが解禁となった。

 演じた大泉が「一本筋が通っていて心に熱い信念を持った兵衛は、僕自身も憧れるような人です」と語る兵衛は、荒廃した世の中に倒れる貧しい人々に目を向け、ともに戦う仲間想いな人物でありながら、一方では、その圧倒的な剣の腕で、気に食わない者は容赦なく斬り捨てるような非常な一面も持つ。

 「非の打ちどころのないヒーローではなく、無頼というぐらいだから、悪いこともいっぱいしてきたんだろうなと思わせる、どこか異様なイメージ。だけど実は、ものすごく熱いものを持ってるという人」と自身のキャラクターを語る大泉。

 「“正しい男”というよりかは、どこかずるいこともしている。むしろお金とかも盗んじゃったりとかするけど、筋は一本通っているという。その感じが本当にかっこいいですよね」と惚れ込んだこの“無頼漢”を、大泉ならではの圧倒的な存在感で見事兵衛を演じ切ったことが、ビジュアルの兵衛の眼差しからもうかがえる。

 なお、今回の写真は『八犬伝』や『レジェンド&バタフライ』など多くの時代劇作品でも活躍するヘアメイクディレクターである酒井啓介が撮影したものを使用した。

 「この男から戦国時代は始まった」と記された通り、歴史を動かした前代未聞の一揆を率いた実在の人物として、歴史書にはたった一行だけ名を刻む蓮田兵衛。これまであまり映像として描かれることのなかった室町の暗黒時代を舞台に、ほかに類を見ない「アウトロー=無頼」な主人公として描かれる兵衛の魅力とカリスマ性が人々の心を動かしたように、映画を観る者すべての心を動かすこと間違いなしだ。

 映画『室町無頼』は、2025年1月17日公開。
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