<ラグビー関西大学リーグ:近大29−22関学大>◇最終節◇30日◇東大阪市花園ラグビー場◇観衆3900人
近大が関学大に逆転で、順位も大逆転で3大会ぶりの大学選手権切符を手にした。
前半は関学大が攻勢で12−5で折り返した。後半開始直後も突き放されたが、そこから絶妙なキッキングで流れを取り戻していく。後半17分に22−22と追いつき、勢いに乗った同28分だった。SH渡辺晴斗(2年=報徳学園)が絶妙なゴロパントをゴール下に転がし、走り勝ったCTB藤岡竜也(4年=浪速)が鮮やかに決勝トライを決めた。
神本健司監督は「ハラハラドキドキの試合だった。自分たちのスキルを信じ、勝つことができた」と声を震わせた。
フランカーの中村志主将(4年=大阪桐蔭)は試合前に前回の選手権に出場した先輩の話をしたことを明かした。「自分たちが1年の時の4年。先輩たちはしっかり声を出し続けて、戦い抜いた。自分たちも同じ気持ちをと話し合った」。最大12点差をひっくり返す原動力となった。
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全国大会に向けて主将は「目標のベスト4に向けてまた一からやっていきたい」と声をはずませた。
一方、前節で京産大を破り、状況次第では逆転優勝の可能性もあった関学大は辛い敗戦となった。小樋山樹監督は「なかなか言葉が難しい。目標に掲げたベスト4にいけるチームと思っていたので、ここで終わるのは本当に残念。自分の力不足だったと思います」と声を振り絞った。
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