巨人の「ジャイアンツ・ファンフェスタ2024」が30日、東京ドームで開催され会場に大勢のファンが集まった。イベントは午後から始まり、チームオレンジ、チームホワイト、チームブラックの3チームに分かれ大食い対決、絵伝言ゲーム、チーム対抗レースが行われるなど盛り上がりを見せた。
イベント終盤には90周年特別セレモニーが行われ、中畑清氏(70)、張本勲氏(84)らこれまで巨人を支えてきた歴代OBに続き、長嶋茂雄終身名誉監督(88)、ソフトバンク・王貞治球団会長(84)ら歴代監督が次々に登場。会場はどよめきに包まれると巨人OB会で会長を務める中畑氏は「ジャイアンツはこれから100周年、110周年に向かって躍進して参ります。皆さん今まで以上にジャイアンツにパワーを与えてください」と力強く話した。
就任1年目で4年ぶり39度目(1リーグ時代を含めると48度目)のリーグ優勝に輝いた阿部慎之介監督(45)は「創設90周年を迎え、改めて素晴らしいOBの方々に集結していただき改めて重責を感じております。そして巨人軍の監督の重責も感じさせていただきました」と挨拶。
続けて「今年は(リーグ)優勝することができましたが、最後はとても悔しい結果になってしまいました。それを糧に来年はこの場で日本一の挨拶ができるようにまた一からスタートして参ります。またチーム一丸となって精一杯頑張って参りますので来年も熱いご声援よろしくお願いします」と来季への決意を語った。
最後は選手会長の大城卓三(31)がファンに向けて「1年間熱いご声援ありがとうございました。来季はリーグ連覇、そして何より日本一を目指して選手一同頑張っていきます」とチームを代表し意気込みを話すと会場は熱気に溢れた。
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セレモニーに出席した長嶋茂雄終身名誉監督は「深い思い入れのあるドーム球場で、王会長はじめ、巨人軍の歴史を築き上げてこられた方々との再会に胸が弾みました。球団創立90年の重みを改めて実感するとともに、巨人軍、そして野球界の明るい未来を願わずにはいられません」とコメント。
王会長は「ジャイアンツファンの皆さんは、親子三代でずっと応援しているという方々もたくさんいて、特別な存在だと思います。球団創設90周年の節目に、そのような熱烈なファンの方々の前で、現役選手や巨人に在籍した多くのOBらが一堂に会することを、私たち自身が本当に楽しみにしていましたし、久々の再会を幸せに感じています」と セレモニーを振り返った。