プレミアリーグ第13節が30日に行われ、クリスタル・パレスとニューカッスルが対戦した。
ホームのクリスタル・パレスは開幕12試合でわずか1勝にとどまり、前節終了時点で18位と降格圏に沈んでいる。ただ、前節のアストン・ヴィラ戦では難敵相手に2−2と善戦。やや復調の兆しがみられる中で、今季リーグ戦2勝目を目指す。日本代表MF鎌田大地は第11節フルアム戦で受けた一発レッドの影響で3試合の出場停止となっており、次節まで欠場する。
一方、アウェイのニューカッスルも、ここまで5勝4敗3分と波に乗り切れていない。第10節のアーセナル戦では勝利を収め、上昇気流に乗るかと思われたが、前節ウェストハム戦では完封負けを喫していた。
試合は立ち上がりから互いにシュートが少ない展開が続くと、22分にニューカッスルにアクシデントが起こる。ここまで11ゴールを挙げているFWアレクサンダル・イサクが負傷し、途中交代を余儀なくされた。
その後、ややニューカッスルがボールを長く支配する展開になったが、前半はこのまま終了。スコアレスで折り返す。
後半開始早々、ニューカッスルがついに均衡を破る。53分、デザインされたフリーキックの流れからアンソニー・ゴードンが右サイド深くに侵入。ワンタッチで鋭いグラウンダーのクロスを供給すると、クリスタル・パレスのマルク・グエイに当たりゴールに吸い込まれた。ニューカッスルがオウンゴールで先制に成功する。
その後はクリスタル・パレスが果敢にゴールに迫るも、効果的な形を作ることができない展開となった。それでも攻撃を続けていたクリスタル・パレスは、試合終了間際の90分+4分に得点を奪う。グエイが大きなクロスをゴール前に供給すると、走りこんだダニエル・ムニョスが頭で合わせてゴールに突き刺し、土壇場で同点に追いつくことに成功した。
試合はそのまま終了し、1−1のドロー決着となった。クリスタル・パレスはなんとか追いついたものの、リーグ戦4試合連続未勝利となった。一方のニューカッスルは枠内シュートがまさかの『0』本となり、攻撃面に課題が残る結果となった。
次節、クリスタル・パレスは12月4日に敵地でイプスウィッチと対戦する。ニューカッスルは、12月5日に、リヴァプールをホームで迎える。
【スコア】
クリスタル・パレス 1−1 ニューカッスル
【得点者】
0−1 53分 (OG)マルク・グエイ(クリスタル・パレス)
1−1 90+4分 ダニエル・ムニョス(クリスタル・パレス)