ビートたけしが最高顧問、ナインティナインがMCを務めるフジテレビ系『THE MANZAI マスターズ』(後7:00)が、8日に放送される。豪華MC陣が見守る中、珠玉のネタを披露する漫才の名手“THE MANZAIマスター”の顔ぶれが1日、発表された。
【写真】今年も豪華顔ぶれ!『THE MANZAIマスターズ』出演芸人一覧 『THE MANZAI マスターズ』では毎回、その年を象徴するようなコスプレを披露し、岡村と矢部を驚かせているたけしだが、なんと今回のオープニングは、“とある事情”でスタジオに行けなくなったと言いだし…。例年とは違う形の登場に、MC席のナインティナインも戸惑うばかり。これまでとはひと味違った展開を見せる“たけし×ナイナイ”のトークも、今回の大きな見どころだ。
海原やすよ ともこ、おぎやはぎ、ガクテンソク、かまいたち、銀シャリ、サンドウィッチマン、タカアンドトシ、千鳥、チュートリアル、テンダラー、とろサーモン、ナイツ、中川家、錦鯉、NON STYLE、博多華丸・大吉、爆笑問題、パンクブーブー、フットボールアワー、マヂカルラブリー、ミルクボーイ、笑い飯の全22組(※五十音順)が出場する。
まさしく、漫才界の最前線をひた走るトップランナーたちが大集結。日頃、劇場を主戦場に活動しているコンビの“王道の漫才”から、現在は主にバラエティー番組で活躍しているコンビによる、当番組でしか見られない“レアな漫才”まで、個性あふれる爆笑ネタが次々と繰り広げられていく。『M-1グランプリ』初代王者の中川家をはじめ、3代目王者のフットボールアワー、2021年優勝の錦鯉ら、歴代のM-1チャンピオンも多数名を連ねる中、『M-1グランプリ2006』王者のチュートリアルが、2018年以来6年ぶりに『THE MANZAIマスターズ』の舞台に登場する。
2015年の第1回大会にも出場しているチュートリアルが、果たしてどんな漫才を披露してくれるのか。また、結成16年以上の漫才師たちがしのぎを削る漫才賞レース『THE SECOND〜漫才トーナメント〜2024』で悲願の優勝を遂げたガクテンソクが、『THE MANZAI マスターズ』に満を持して初出場を果たす。
【ビートたけし】
◆『THE MANZAI 2024 マスターズ』の収録を終えて、いかがでしたか。
「やっぱりみんな、本当にうまいよね。今は、お笑いの学校もあったりするからだと思うんだけど、本当にいろんなコンビが出てきてて。その中でも、この『THE MANZAI』に出られる人たちは、相当すごいと思う。昔だったら、どのコンビも、もうとっくに天下を取ってるレベルだもん。お客だけじゃなく、袖の芸人も大爆笑してるもんね、俺らの時代は、他のコンビのネタを見ても意地でも笑わなかったんだけど、もう、そういう変なこだわりもないんだろうな。でも、野球選手と一緒でさ、一斉にみんなの実力が上がると、その中でも抜きん出たヤツっていうのが出てくるんだよ。そこらへんは、野球とかスポーツの世界と同じなのかもしれないね」
◆今回、最高顧問の登場の仕方は、例年とは少し趣向が違いましたが…?
「この出方は、なかなかいいね(笑)。許していただけるのなら来年も、このスタイルでやらせていただきたい。漫才見ながら夜食も食えるし(笑)」
【ナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)】
◆『THE MANZAI 2024 マスターズ』の収録を終えて、いかがでしたか。
矢部「いやもう、みんなさすがやなと思います。毎年面白いですけど…」
岡村「今年も面白かったですね〜。トップバッターからいきなり面白かったですから」
矢部「そうそう。僕が今回印象に残ってるのは、かまいたちのネタの後半(笑)。山内(健司)さんのキャラというか、立ち位置が、いつもとは逆になるんですよ(笑)。あれは新鮮でちょっと面白かったですね」
岡村「僕はNON STYLEですかね。あまり詳しくは言えないんですけど、NON STYLEの漫才に“混ぜてもらった”のがうれしかったです(笑)。NON STYLEの2人も、1年に1回のお祭りということでね、漫才をやることを楽しんでたんじゃないかなと思います」
矢部「そう、お祭りですね。賞レースでは出ない雰囲気、面白さがありますよね、『THE MANZAI』には」
岡村「うん、年々そういう風になってきてるような気もします。昔、やすきよ(横山やすし・西川きよし)さんのネタで、やすしさんが“おい、持っとけ!”って上着を舞台袖にポンと投げたら、速攻で投げ返されるっていうくだりがあって、僕は大好きやったんですけど、ちょっとそういう感じもありますよね。他のネタ番組では見られないものがたくさん見られるというか(笑)。緊張感もありつつ、みんな楽しそうに漫才をしてるのがええなぁ、と思いますね」
矢部「そうね、ほんまにみんなよかった。たけしさんも、毎年最後に“たけし賞”を決めてくれるんですけど、今年はかなり難しかったんじゃないかなと思いますよ」
◆今年は、最高顧問のたけしさんが、いつもとは違う形で登場されましたね。
岡村「はい、けっこうびっくりしたんですけど(笑)」
矢部「なんか、たけしさんがいつもよりも楽しそうで…。唯一の問題は、つい時間が押してしまうということくらいですかね(笑)」