みなさんは、「シニア」や「おじさん」「おばさん」などの呼び方をイメージする年齢は何歳からと思いますか。マーケティング・リサーチ会社の株式会社クロス・マーケティング(東京都新宿区)が実施した「健康に関する実態・意識調査(2024年11月定点ココロスタイルリサーチ)」によると、「シニア」は62.7歳、「おじさん」は49.8歳、「おばさん」は49.6歳であることがわかりました。
【調査結果】「シニア」「おじさん」「おばさん」という呼び方は何歳から?
調査は、全国の18〜79歳の男女3000人を対象として、2024年11月にインターネットで実施されました。
はじめに、「自分の健康状態」について聞いたところ、「きわめて健康」は7%、「まあ健康」は54%となり、約6割が「健康である」と考えていることがわかりました。
これを年齢別に見ると、18〜29歳は「きわめて健康」が13%に対して、「きわめて健康でない」が17%と上回り、「きわめて健康でない」と答えた割合は、若い世代ほど高まる傾向が見られました。
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次に、「身体の衰えの自覚」について調べたところ、30代は「目(視力)」(59%)、「記憶力」(53%)で半数を超えました。それに加えて40代からは「歩く力(足腰)」(40代55%、50代63%、60代71%、70代80%)、「握力(物をつかむ、ひねる力)」(同52%、同57%、同68%、同75%)で半数を超えており、特に50代以上では「目(視力)」(50代56%、60代49%、70代42%)において、半数前後が「生活に不便を感じる」と回答しています。
最後に、「名称に対する年齢イメージ」を聞いたところ、「シニア」は平均で62.7歳、「おじさん」は49.8歳、「おばさん」は49.6歳という結果になりました。
なお、「シニア」のイメージ年齢は実年齢との大きな差は見られなかったものの、「おじさん」と「おばさん」のイメージ年齢は、実年齢が60歳以上から年を重ねるにつれて、「おじさん・おばさん」と「シニア」の年齢イメージの差が縮まり、実年齢75〜79歳の「おじさん・おばさん」の年齢イメージは57.0歳、「シニア」の年齢イメージは63.2歳と6歳の差となり、70代は、自分より少し下の年代が「おじさん・おばさん」のイメージでとらえられていることがわかりました。
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