マジョルカは12月2日、クラブ公式SNSを通して練習の風景を公開し、日本代表FW浅野拓磨がトレーニングに合流したことを明かした。
ここまで行われたラ・リーガで、マジョルカは7勝3分5敗と悪くない成績を残し、勝ち点「24」を積み上げて暫定6位につけている。現在は2連勝中と波に乗るなか、3日に控えた次節では、首位に立ちながらも現在は3試合連続で白星から見放されているバルセロナをホームで迎え撃つ。
チームは前節のバレンシア戦を2−0と白星で飾り、2日には翌日に控えた大一番に向けてトレーニングを実施。マジョルカはトレーニングの様子の一部をSNSで公開したが、そのなかには負傷による離脱が続いていた浅野が、スパイクを履いてピッチに戻ってきている姿があった。マジョルカは「ジャガーが帰ってきた!」と綴っており、トレーニングに完全合流したと見られている。
なお、マジョルカは同日付でバルセロナ戦に向けた招集リストの23名を発表しており、浅野の名前も含まれていた。マジョルカを率いるハコバ・アラサテ監督は2日、バルセロナ戦の前日会見に出席しており、そのなかで浅野の状態に言及。「彼は負傷後、初めて招集メンバーに入った。状態については引き続き注視していく」と明かしただけでなく、「ロベルト・ナバーロや(マテウ・)モレイのように、バレンシア戦で負傷交代となった選手たちも、状態は深刻ではなく、十分に回復した。アサノも含めた全員が、プレー可能だと聞いているが、最後の最後まで状態は見極めなければならない」と話している。プレー時間は制限されるかもしれないが、バルセロナ戦で復帰する可能性も0ではなさそうだ。
今夏にマジョルカに完全移籍加入した浅野は、初挑戦となったスペインの地でウイングの定位置を確保し、ラ・リーガ開幕から4試合に先発、2試合に途中出場するなど、ハゴバ・アラサテ監督からの信頼を掴んでいた。だが、9月23日に行われたラ・リーガ第6節ベティス戦(○2−1)戦でメンバーから外れると、当初は長期離脱とはならずに復帰することが期待されていたが、トレーニング合流を経て10月10日の練習試合に出場した際、ハムストリングの違和感により途中交代を余儀なくされる。マジョルカは検査の結果、ハムストリング損傷の再発が確認されたと報告。最終的には、9月18日のラ・リーガ第5節レアル・ソシエダ戦を最後に、公式戦のピッチには立てていなかった。
首位に立つ“ブラウグラナ”との一戦に出場すれば、浅野にとっては約2カ月半ぶりの公式戦復帰となる。バルセロナ戦のピッチに、“ジャガー”の姿はあるだろうか。
【動画】浅野が練習に帰還!
The jaguar is back 🐆 pic.twitter.com/qKJWA0x8nj— RCD Mallorca (@RCD_Mallorca) December 2, 2024