スカンジナビア航空は、デンマーク政府がコペンハーゲン空港の経営権を取得するとの決定を歓迎する声明を発表した。
スカンジナビア航空は声明で、「デンマークのインフラと接続性を強化する重要かつ将来を見据えた動き」と歓迎し、コペンハーゲン空港と合わせて数十億デンマーク・クローネの投資により、接続性を高め、経済成長を促進し、新たな雇用を創出するとしている。
アンコ・ファン・デル・ヴェルフ社長兼最高経営責任者(CEO)は、「これはデンマークとスカンジナビア諸国の連携にとって極めて重要な一歩です。コペンハーゲン空港を世界拠点として強化するには、すべての関係者の緊密な協力が必要です。デンマーク政府の決定は、スカンジナビア諸国の連携強化に必要な調整を促進するものであり、私たちはこれを心から歓迎します」とコメントした。
ロイター通信によると、デンマーク財務省はコペンハーゲン空港の株式の59.4%を約320億デンマーク・クローネでデンマーク年金基金ATPから取得し、保有比率は98.6%となる。
コペンハーゲン空港は、デンマーク最大の空港で約100年の歴史を持つ。今年7月には320万人が利用し、単月で最高記録を更新した。スカンジナビア航空はコペンハーゲン空港をグローバルハブとして、運航規模を拡大すると発表している。
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