【あいの里2考察】「精子、元気?」のパワーワード&男の好意を華麗にたたき落とす、匠の技が炸裂

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2024年12月03日 18:11  マイナビウーマン

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【あいの里2考察】「精子、元気?」のパワーワード&男の好意を華麗にたたき落とす、匠の技が炸裂

※このコラムは配信中のNetflixリアリティシリーズ「あいの里 シーズン2」エピソード1〜18までのネタバレを含んでいます。

■恋愛はミクロよりマクロで見よ!

チーズの食べ方一つで専門商社経営・タナさんへの想いが急降下するなど、些細なことで占い師のように相手の性格を想像して情緒が忙しくなる、にこるんママ・パチゆみ。物資が貴重なあいの里で、6Pチーズを一口で食べたタナさんが許せなかったよう。

でも、貴重であろうと食べ方や楽しみ方は人それぞれ。一口で食べることイコール物資を軽率に扱っていることにはなりません。

少しずつ食べなさいというのは、価値観の押しつけにも見えてしまいますが、素直なタナさんはそれに従います。おそらくタナさんは、嫁の尻に敷かれるタイプか?

その後タナさんが、少なくなったマヨネーズの容器にハサミを入れて、最後まですくいだして使っていることを知ったパチゆみはイメージが回復。

恋愛において、マクロではなくミクロな出来事一つ一つで全体像を測っていると、情緒が乱高下して疲れてしまいそうです。もっと大枠で全体像を見た方が、色んなものが見えてくることもあります。

■タナさんしっかり自白してたけどパチゆみ大丈夫そ?

パチゆみはタナさんのチーズの食べ方で「女もヒョイパクしているのでは?」と心配していましたが、タナさん本人が自白していた浮気に関しては「正直な人」としてマイナスには働いていないよう。ヒョイパクしてた事実を自ら言っていますが、良し悪しの判断基準がよく分かりません

その後もパチゆみはタナさんと積極的に交流を重ね、パチンコの奇跡やにこるんの後押しもあり、あいの鐘を鳴らしに向かいます。

それぞれの人生を経て、各自が色んな目的を持って訪れるあいの里。「好きっていう気持ちを取り戻すことが参加の目的」だったパチゆみは、この鐘を鳴らせた時点で今回の参加目的を果たし、大成功を収めたようなもの。結果がどうあれ、気持ちを伝えることでパチゆみ自身の中で止まっていたものが大きく動き出すことでしょう。

■ギタりんの精子、元気であれ

一緒にいることが多くなった音楽教室の先生・ギタりんと秘書・あやかん。「卒業式の呼びかけ」を思わせる「あいの里住人の歌」を一緒に作ったり、軽口をたたいたりと、見ている分にはとっても仲良し。ギタりんと同年代の元商社マン・マンハッタンにあやかんがアプローチされた時は、「お尻がベンチから出ているのでは?」というくらい、極限まで端に座ってマンハッタンから距離を取り、拒否していたあやかんを思うと、友人としての心の距離はとても近そう

ただ、あやかんの願いである「子どもが産みたい」という点で、やはりギタりんは50代という年齢がネックになってくるよう。「ギタりんの精子まだ元気なんかな……」という、ネトフリだから流せる本音100%の直球パワーワードを漏らしていました。

もうちょいマイルドな言い方もあるけれど、この表現を直接ぶつけられることにも二人の間の壁のなさを感じます。でもこの問題さえ乗り越えられれば、あやかんにとってギタりんってとても相性がいいように感じます。

見た目にコンプレックスを抱えるあやかんに対して、ギタりんは全ての挙動や見た目において、手放しで「かわいい! かわいい!」と心からほめてくれるので、あやかんの持つコンプレックスを埋めてくれる理想の相手なのでは? ですので、あやかんと共に我々が願うのはただ一つ。「ギタりんの精子、元気であれ!」

ギタりんは次回鐘を鳴らしてくれるでしょうか? ただ、あやかんが同年代でシュッとした隊長を好きだったことを思うと、やはり恋愛としては気持ちが向かない気もしますね……。

■男の好意を華麗にぶちのめす、匠の技を見せてくれたみぽ

気のない相手からのアプローチを、華麗にかわす技を見せてくれたのがヨガインストラクターのみぽ。タナさんからの好意に対し、「うちの父親みたい」「いつも人のこと考えてるよね、タナさんって。気持ちはありがたいけどタナさんの恋愛をどうぞ優先して。幸せになってほしいよ」と、「幸せになるのは自分とではないし、恋愛対象に見えない」という本音を、相手を配慮しているかのように伝え、バッサリと殺しにいくスタイル

からの、「アロマって寝相いい方ですか?」「(寝癖がすごいと聞いて)かわいい」と、自分の気持ちはエイジングケアサロン代表・アロマに向いてますアピールで、つけ入る余地を一切与えず、しっかりとトドメを刺すことも忘れない

あまりに華麗すぎる匠の技術。人知れずタナさんの好意を暗殺した、タナ殺しのみぽ。冷静沈着で無駄は即座に省いていくその効率的なスタイルに、銀行でもおそらくとても仕事ができたのだろうと、デキ女の片鱗が見えました。

■みぽが次に行くために立ちはだかる大きな壁

そんなみぽはアロマとの距離を徐々に近づけていきます。ハートの形の葉っぱを「向き合っていく印に」とアロマにプレゼント。しかしそんな自分に、ふと冷静になってしまうみぽ。旦那さんとつらい死別をした彼女は、きっとどんな男性と出会っても「自分は恋愛してもいいんだろうか? 幸せになっていいのだろうか? 大好きだった旦那さんのことを置いてまで、一緒にいるべき人なのか?」という気持ちがつきまとってしまい、他の男性と向き合う自分を俯瞰して見て、冷静になってしまうのではないでしょうか

これは時が解決してくれるのか、それとも感情に大きくスイッチが入るような男性と出会えるか……。我々も「みぽには幸せになってほしいよ」と思うばかりです。

■せん姉とアロマがいい感じ風なのはミスリードを狙うためでは?

そんなアロマを狙う女性がもう一人。食育トレーナーのせん姉です。38歳の時に57歳の女性と交際していたことが発覚したアロマ。現在43歳でせん姉が57歳となればその歳の差は許容範囲。

せん姉は積極的にアロマを誘い、ピクニックでは手作り弁当のお礼にアロマからマッサージをしてもらうなど、一見いい感じにも見えますが、アロマの気持ちは引き続きせん姉よりみぽに向いているように思います。

せん姉とアロマでは、せん姉からボディタッチをしたり、頭ポンポンを求めたりと、せん姉から働きかける場面ばかりなのですが、みぽにおいては、プロフィールノートを書くことを提案したり譲歩したりと、アロマから働きかけることが多いんですよね。

おまけにこの三角関係の3人で農作業をする場面では、せん姉の存在などないかのようにアロマはみぽに話しかけ、山派のみぽと海派のせん姉という話の流れでは「山派」と忖度もクソもない回答。その場の空気を悪くしないことよりも、みぽへの気持ちをアピールすることに全振りしていました。さすがここに恋愛をしにきた男

まるでアロマがせん姉といい感じかのように見せかけて、実はその前の行動の積み重ねで見える通り、アロマの気持ちはみぽから変わっていないのでは? ただそれが、鐘を鳴らすまで盛り上がっている気持ちか、というと疑問ですが……。

次回はとうとう最終回。果たして何人の住人が鐘を鳴らし、カップルとなって出ていくのでしょうか? 1組でも多い成就を願いながら配信を待ちましょう。

(やまとなでし子)

Netflixリアリティシリーズ「あいの里 シーズン2」世界独占配信中

作品ページ:https://www.netflix.com/jp/title/81521365

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