結婚式のご祝儀は「気持ち」の部分もあって、金額を決めるのが難しいですよね。いくら冠婚葬祭とはいえ家庭によって懐事情もありますから、金額が少なくなる場合もあるのではないでしょうか。ママスタコミュニティのあるママから、こんな相談がありました。
『息子の結婚式に出席した夫の弟家族(夫婦50代、子ども20代2人)が、家族4人で5万円しかご祝儀を出さなかったらしい。4人とも働いているから、もっと出せるはずだよね。夫婦だけで10万円を包んでくれた親戚がいたし、私の娘家族(夫婦20代、子ども3歳)ですら5万円だった。私は前々からちょっと義弟家族の常識を疑っていたけれど、まさかここまでとは思っていなかった』
息子さんの結婚式に出席した義弟家族のご祝儀が5万円だったのだそうです。社会人の子どもを含めて4人招待しているため、投稿者さんは他の親戚と比べてもこの金額では少ないと感じています。ご祝儀の金額は、親戚同士で決めて統一している場合もありますし、一般的と考えられている相場もありますよね。他のママたちは、今回の5万円をどう感じるのでしょう。
大人4人で5万円は少ないよね?
『大人4人で5万円は少なすぎる。最低でも10万円は包むよね』
『その家族構成なら、10万円ぐらいは包むものかと思っていた。大人1名につき飲食代だけで1万円以上はかかるよね』
大人4人でご祝儀が5万円というのは、他のママたちにとっても少ない金額のようです。しかも義弟の子どもたちは働く年齢ですから、社会人としての立場も考えて金額を決めるところではないでしょうか。結婚式の食事や引き出物などを考えると、義弟家族には5万円以上かかっているのかもしれません。少なくとも10万円が相場ではないかとの意見もありました。
ご祝儀が5万円だった理由を考えたら、少しは納得できる?
義弟一家で行き違いがあった
『義弟の子どもは社会人だから、義弟夫婦は子どもたちが自分でご祝儀を出すと思っていたんじゃないのかな。でも子どもたちは親が出してくれていると思ったとか。義弟家族のなかで行き違いがあったのかもよ』
義弟夫婦が子どもたちは自分でご祝儀を包むと思っていても、子どもたちは親がまとめて包んでくれると考えていた可能性があります。その場合、義弟家族が親子でご祝儀についてきちんと話していなかったことが原因だと考えられますね。
結婚式に招待してほしくなかった
『呼んでくれるな、ということでしょう』
ご祝儀の金額が少なかったのは、結婚式に招待してほしくなかった気持ちのあらわれだという考えもあります。義弟家族に結婚を祝う気持ちがあったとしても、結婚式に招待されてご祝儀を用意しなければいけない状況はイヤだったのかもしれません。金額も大きいですから、義弟家族にとっては招待されたことが迷惑だった可能性があります。
『悪いけど呼ばないで欲しい』
他のママからも、結婚式には招待しないでほしいという本音が寄せられました。ほかの親戚が包む金額を配慮してご祝儀の金額を考えるのは正直負担だ、という考えもありそうです。
昨今の物価高による家計圧迫を考えれば、結婚式のご祝儀でお金を使うのを躊躇してしまっても仕方がないでしょう。
金額で判断するのは卑しいのでは?ご祝儀を包んでくれた事実に着目してみよう
『ご祝儀をいただく方が額を想定していて、少なかったら非常識! というのは、何か卑しいというか……。「世間的な相場よりは少ないけど事情があるのかも」と何か汲んであげる発想は浮かばない? 招待したら都合を合わせてきてくれたし、いくらか包んでくれたんだから、それはそれでよしと受け止める度量はない?』
結婚式を挙げる方のなかには、ある程度ご祝儀をあてにしている人もいるのでしょう。結婚式のご祝儀には、出典の正しさはさておき相場と言われる金額もありますから、それ以下の場合には「少ない」と感じてしまうものですよね。義弟家族のご祝儀5万円は相場よりは少ないのでしょうが、それでもご祝儀を包んでくれたことに着目してみてはいかがでしょう。各家庭で考え方の違いや家計の事情がありますから、それらを考慮すると納得できるのではないでしょうか。
またご祝儀に対して金額が少ないと文句を言う方が、お金に貪欲でケチのように受け止められてしまうこともあります。投稿者さんや息子さんの気持ちもわかりますが、包んでくれたのだからありがたいと思った方が、気持ちも穏やかになれるのではないでしょうか。
文・こもも 編集・まな イラスト・Ponko
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