DFBポカール3回戦(ベスト16)が3日に行われ、ヤーン・レーゲンスブルク(2部)とシュトゥットガルトが対戦した。
ここまでプロイセン・ミュンスター(2部)とカイザースラウテルン(2部)を下し、3大会連続となる3回戦進出を決めたシュトゥットガルト。対するは、初戦でボーフムを破った勢いそのままベスト16まで駒を進めたヤーン・レーゲンスブルクだ。シュトゥットガルトに所属するDFチェイス・アンリは、センターバックの一角として公式戦2試合連続の先発出場を飾っている。
試合は、立ち上がりの10分にシュトゥットガルトがスコアを動かす。敵陣左サイドでボールを奪って素早くカウンターに移行。ヤニク・カイテルが巧みなタッチでマーカーを剥がし、パスを受けたニック・ウォルトメイドが体を張ったキープから前線のエンツォ・ミローへと繋ぐ。ボックス内での華麗なターンでDFを突破すると、左足で強烈なシュートをお見舞い。低く抑えた一撃で先制点をマークした。
すると、19分にチェイス・アンリが結果を残す。シュトゥットガルトが右サイドでフリーキックを獲得。キッカーを務めたパスカル・シュテンツェルがファーサイドに大きなクロスを蹴り入れる。待ち受けていたチェイス・アンリがマーカーとの競り合いを制し、体を差し込みながらヘディング。ボールはゴールに吸い込まれ、トップチーム初得点を挙げた。
勢いに乗るシュトゥットガルトは、61分に3点目を奪取。相手のクリアを拾ったアントニー・ルオーがワンタッチで縦に差し込み、パスを受けたユスティン・ディールが前線にスルーパスを送る。DFラインの背後へと抜け出したニック・ウォルトメイドがペナルティエリア内に侵入すると、冷静にGKフェリックス・ゲブハルトをかわす。確実にネットを揺らし、リードを3点に広げた。
結局、そのまま試合は3−0で終了。シュトゥットガルトが準々決勝進出を決めた。
【スコア】
ヤーン・レーゲンスブルク 0−3 シュトゥットガルト
【得点者】
0−1 10分 エンツォ・ミロー(シュトゥットガルト)
0−2 19分 チェイス・アンリ(シュトゥットガルト)
0−3 61分 ニック・ウォルトメイド(シュトゥットガルト)