月の老齢年金22万2306円「子どもたちは戻らないので、要介護状態になった時にどうするか……」と語る69歳男性の後悔と不安

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2024年12月04日 06:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、茨城県在住69歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、茨城県在住69歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:69歳男性
同居家族構成:本人、妻(68歳)
居住地:茨城県
リタイア前の雇用形態:会社役員
リタイア前の年収:1400万円
現在の資産:預貯金4000万円、リスク資産3000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金38年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万7817円
老齢厚生年金(厚生年金):15万4489円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金(終身)6万168円、個人年金保険(84歳まで確定)11万7599円

配偶者の年金や収入:老齢基礎年金87万円(年額)、老齢厚生年金17万円(年額)、給与収入70万円(年額)

「年金で毎月の支出はほぼ賄えている」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由として、年金で「毎月の支出がほぼ賄えているから」と語っています。

ひと月の支出は約「45万円」。年金だけでは「年に1〜2回足りない月がある」と回答されています。

「相談員の仕事で年収320万円」

年金で足りない支出については「その都度給与収入から」補填(ほてん)しているという投稿者。

年金以外に「給与と株式の配当」の収入があるそうで、「経験を活かせる政府機関の相談員の仕事で月15日勤務し、年収320万円。それと株式の配当が年約40万円ある」と回答。

年金生活においては「家計簿アプリZaimを使って家計管理している。現役時代から生活レベルは同じだが預貯金は増えており、ローンはすべて返済した」と収支のバランスは良好の様子。

くわえて「物価が上がり始めたのでリフォームや家電・家具更新を早めに行い、住環境維持に気をつけている」とのこと。

「地域活動も終わりに近づいている」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「最近、NISAを始めたが、若い頃から始めておくべきだった。また夫婦ともども70歳を超えても続けられる趣味や地域活動を持っていない。60歳頃から何かを考え、始めておけばと」と回答。

今の生活の不安については「健康に不安があり(参加している)地域活動もそろそろ終わりに近づいている。子どもたちは家庭を構えて戻らないので、夫婦が要介護状態になった時にどうするか決めていない」とコメント。

いっぽうで年金生活の楽しみは「3人の子どもと7人の孫の成長の見守り」だそう。

「少年団指導などの地域活動や庭いじり、家庭菜園やドライブと温泉旅行が楽しみ」と充実した老後生活の過ごし方も教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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