恋愛・婚活コンサルタントの田中亜依です。私は10年間の婚活に700万円の費用を投じ、600人以上の男性とデートを重ねた末に結婚しました。“本気の婚活経験”を活かし、年間1000人以上の男女の恋愛サポートを行ってきた筆者が、婚活に“リアルに役立つ情報”をお伝えします。
婚活を経て結婚した人を見ていると、年齢差のあるカップルも少なくありません。一方で、付き合ってはみたものの年齢差を感じてしまい、上手くいかない場合もあります。今回は、男性が年下で女性が年上の時に、男性側が年齢差を感じてしまうケースを紹介します。
◆年下男性がゲンナリした“おばさん仕草”とは
翔平さん(仮名・35歳/会社員)は、仕事を通して知り合った真里さん(仮名・46歳/会社員)と5回ほどデートを重ねていました。翔平さんは真里さんのことを好意的に思っており、真剣なお付き合いも考えていたのですが……たまに目にする彼女の「おばさんっぽい仕草」にはゲンナリしていたそうです。
真里さんのどんな仕草が、おばさんっぽく見えてしまったのでしょうか。
「食事の合間に、彼女の頬がたびたび動いているのを見てしまったんです。どうやら、ほっぺたと歯の間に残った食べ物を舌で取っていたようで、それを見ておばさんっぽいなぁと……。
それから、ストッキングが異様に白いんですよね。自分の肌の色に合っていないというか。下半身だけ見ると、母親のように見えてしまって……」
◆至近距離でかいだ首元の「脂っぽいニオイ」
「衝撃的だったのは、彼女の首元に顔を近づけた際に、なんとも言えない脂っぽいニオイがした時です。これまでも仕事終わりに会うときに、同じようなニオイがするのが気になってはいたんです。なんとか耐えていたんですが、至近距離でニオイを嗅いだら、無理かもしれないと思ってしまいました」
ニオイの件があってから、翔平さんはこのまま真里さんと会い続けるかどうか、悩むようになってしまいました。ニオイに関しては、女性も40〜50代になると加齢臭が発生するようになると言われています。
翔平さんとしては、初めはさほど気にならなかった彼女との年齢差でしたが、やはり耐えられないかもしれないと思うようになってしまったようです。
◆見た目が若くても、おばさん認定される人の特徴
同じく40代の年上女性とデートしたことのある婚活中の男性・亮太さん(仮名・31歳/会社員)からも、年上女性のおばさんっぽいと感じる行動について聞いたことがあります。
「デート中も所作がとにかく大袈裟で、笑った時に思い切り手を叩いてすごくうるさかったんですよね。それから、話している時によく手が動いて、その動かし方が異様に早かったのがすごく気になってしまいました」
また、「もう、おばさんだからさ」「さすが、若いよね!」など、あえて年齢差を強調する発言をしていたのも気になったそうです。他にも、「私も若いころは〜」と女性が若かった頃の話をしてきて、最初はあまり気にしていなかった年齢差を感じるようになってしまったのだとか。
◆絵文字だらけのLINEが「お母さんみたい」
「LINEなどでのやり取りも、絵文字を連発してきたり、句読点がやたら多かったり、言い回しが独特だったりして、母親とやり取りしているように感じてしまいました」
これはおじさん構文ならぬおばさん構文と言われるもので、40代女性たちにとってはよくあるメッセージのやり取りですが、下の世代になるにつれ違和感を覚える人が多いようです。
◆おばさんっぽさを気にしすぎる必要はないけれど
年下男性からおばさんっぽいと感じられる行動はさまざまで、「そんなところ見ていたの?」と思う瞬間を切り取って、おばさん認定されてしまうケースもありそうです。しかし、加齢臭や食事中のちょっとした癖などは、相手を不快にしないよう、エチケットとして気をつけておきたいところ。
逆に、年齢を意識しすぎて自分のことを「おばさんだから」と言ってしまうのはもったいない。婚活中の女性で、年下男性とデートする時は、できるところから気をつけていきたいですね。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
<文/田中亜依>
【田中亜依】
恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。公式ホームページ/Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019