自動車雑誌の編集者らで構成する「日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会」は5日、2023年11月〜24年10月に国内で発表された新車の中から、最も優れた車にホンダのミニバン「フリード」を選んだ。ホンダ車の受賞は10年の「CR―Z」以来14年ぶり。コンパクトな車体に加え、ファミリー車としての乗り心地の良さなどが評価された。
フリードはホンダが08年に発売したミニバン。24年6月に発売した3代目は、ハンドル操作のしやすさや車内の開放感が向上したほか、内外装も大きく改良。独自のハイブリッドシステムで、モーター走行を中心とする「e:HEV(イーエイチイーブイ)」も搭載した。2位はマツダの大型SUV(スポーツ用多目的車)「CX―80」だった。
海外メーカーが対象の「インポート賞」には、独BMWの小型車ブランド「ミニ」から「クーパー」が選ばれた。
日本カー・オブ・ザ・イヤーで2位に選ばれたマツダの大型SUV(スポーツ用多目的車)「CX―80」=5日午後、横浜市
日本カー・オブ・ザ・イヤーで「インポート賞」を受賞した独BMWの小型車ブランド「ミニ」の「クーパー」=5日午後、横浜市