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元日の能登半島地震、翌日の日航機と海保機の衝突という波乱の幕開けとなった2024年。その後も、大谷翔平が電撃婚&「50-50」達成、与党が衆院選で大敗、トランプ前大統領が返り咲くなど、国内外問わず衝撃的なニュースが相次いだ。そこで、本誌が目撃してきた2024年のスクープのなかでも、とりわけ反響の大きかったものを改めて紹介する。
今年2月に、64歳のお誕生日を迎えられた天皇陛下。会見では、雅子さまへの感謝の言葉も述べられるなど、ご成婚から31年を迎えても変わらぬ強い絆を見せられた。日々さまざまなご公務に奔走されるなど激務のなかにいらっしゃる陛下だが、そこには雅子さまの愛情深いケアもあって――。(以下、女性自身2024年3月12日号)※年齢は掲載当時のママ
2月23日の64歳のお誕生日に先立ち、天皇陛下は記者会見に臨まれていた。“雅子さまに贈られたい言葉があればお教えください”という質問に対して陛下は、
「雅子は、娘の愛子の成長を見守りつつ、私の日々の活動を支えてくれる大切な存在であるとともに、公私にわたり良き相談相手になってくれています。本当によくやってくれていると思い、助けられることも多いです」
と述べられている。喜びや悲しみも分かち合いながら歩まれたこれまでの日々。雅子さまのサポートへの万感の思いが、お言葉に表れていた。しかし最近、雅子さまも懸念を深められるニュースが世界を駆け巡っていた。
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「前立腺肥大症の治療を受けていた英国のチャールズ国王が、2月5日にがんが見つかったことを公表したのです」(皇室担当記者)
具体的な病状については、“前立腺がんではない”という事実などが公表されたのみ。だが、これまで英王室が王族の健康状態を明らかにすることは異例で、国王の意向があったという。英王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは、こう解説する。
「前立腺肥大症やがんを公表した理由は、“国民に検査の受診を促したい”というチャールズ国王の意向があったと報じられていて、一連の対応は国民からも評価されています。 ただこれまでに公務を取りやめ、週に1度行われていたスナク首相との謁見も、21日に対面するまで電話に変更しており、いまも英国民は心配して見守っています」
英国留学中の陛下を家族のようにもてなした国王の病状には、両陛下もご心配を募らせている。
「両陛下は、国王ががんを公表した直後に駐日英国大使を通じて、お見舞いのお気持ちを伝達されています。11歳年上の国王を、陛下は“兄のような存在”と慕われ、交流を深められてきました。それだけに、両陛下は非常に心配されたご様子だったと聞いています」(宮内庁関係者)
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英国王のがん公表による衝撃に、とりわけ雅子さまもご決意を新たにされているようだと、前出の皇室担当記者は語る。
「天皇陛下も、2022年に前立腺の検査数値に懸念される傾向が見られ、組織検査を受けています。このときには問題は見つからず、いまも経過観察を続けていると聞いております。 ただ、かつて上皇さまも前立腺がんの手術を受けられたこともあり、雅子さまも“より注意して陛下をお守りしなければ……”とお考えになっているようです」
■ご即位前から続くこまやかな健康ケア
陛下が即位されてまもなく5年。日々の激務に耐えられるよう、ともに奔走し続けてきた雅子さまは、陛下へご習慣を改めるよう、“直訴”されていたのだ。
「天皇ご一家のお食事は、宮内庁の“料理番”にあたる大膳課が作りますが、1週間のメニューは最終的に雅子さまが決定されます。
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また、50代後半に差しかかった陛下に、“日本酒を控える”“カロリーの低い焼酎などを水やソーダで割って飲む”ことを提案されたりと、雅子さまはこまやかに心を配られてきたと聞いています。さらに最近は、陛下に“毎日の晩酌を控えられては”と勧められているというのです」(前出・宮内庁関係者)
雅子さまの“晩酌を控えてください”というご提案に陛下も真摯に向き合われていた。長年交流がある陛下の知人は、こう明かす。
「皇太子時代の陛下は、地方ご公務でのお食事時に、地元の日本酒を召し上がるのをいつも楽しみにされていました。ご趣味の登山でも山頂でビールを飲まれたり、昔からお酒が大好きなのです。
しかも地方へ赴かれた際に、宿泊先の関係者が驚くほどの量をお一人で飲まれても、翌日にご様子がまったく変わらないほどの酒豪ぶりです。ただ、雅子さまのアドバイスを受け入れていらっしゃったようで、ご即位と前後して酒量が徐々に減っていったと……。
今では、1週間のうち週末だけといったように、お酒を召し上がる回数自体がかなり減っているのではないでしょうか」
昨年は宮中で開かれる昼食会で、両陛下は乾杯の飲み物に初めて日本酒を取り入れることを提案されていたがーー。
「いまでも、お務めの際にお酒を召し上がることはあります。しかし陛下が、雅子さまのご提言を受け入れ、酒量を減らされたのは、今後も絶大な重責を担われることへのご覚悟からでしょう。皇太子時代に、お顔が少し丸くなり、ふっくらとされたことがありました。しかし雅子さまのご助力で、お食事の量を制限され、運動量を増やし、お体を絞られたのです」(前出・宮内庁関係者)
陛下が取り組まれる運動の習慣は、現在もお変わりないようだ。前出の皇室担当記者は、
「陛下が週に複数回行われるジョギングのペースは、屈強な側衛官も息を切らせるほどの速さだそうです。皇居内のご散策も、雅子さまと四季の移ろいを楽しまれながら、ご公務の合間に欠かさず続けておられます」
冒頭の記者会見で、陛下は雅子さまに、感謝と愛情を込めたおことばも送られている。
「30年を共に過ごし、雅子には、私からこれまでの感謝の気持ちを伝えたいと思うとともに、この先の人生も引き続きよろしく、と伝えたいと思います」
これからも雅子さまは、陛下の健康を守られながら、力を合わせて国民と共に歩まれる“大任”を担われていく。
■2018年6月、女子マラソンの伴走をされる天皇陛下
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