俳優・歌手の香取慎吾が主演を務める1月9日スタートのフジテレビ系木曜劇場『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(毎週木曜 後10:00※初回15分拡大)にモデルの冨永愛が出演することが決定した。近年、映画やドラマ作品への出演が増え、俳優としても唯一無二の存在感を放っている冨永。そんな彼女が初のフジドラマでどんな活躍を見せるのか。また、話題作に立て続けに出演する子役の増田梨沙、千葉惣二朗、そして配信ドラマ『SHOGUN 将軍』への出演で海外からも熱視線を浴びる向里祐香が、最低男・一平(香取)の今は亡き妹役として決定。一平の周りを取り巻く重要キャラクターたちが一斉に解禁となった。
【別カット】憎たらしさMAX…”最低男”に変貌した香取慎吾 同作は、人生崖っぷちに追い込まれた、家族嫌いで子ども嫌いの“最低男”が、選挙に当選するためにシングルファーザーの義弟とその子どもたちとともに暮らすことになるというストーリー。今の時代ならではの社会的テーマも毎話盛り込みながら、“日本一の最低男”が、家族を、社会を、そして日本を変えていくために奮闘する姿を、笑いあり、涙ありで描く完全オリジナル作品となる。
今回、冨永が演じる今永都(いまなが・みやこ)は、一平と同じ中学高校に通っていた後輩。現在は地元で暮らしながら、イタリアンカフェを経営している。はっきりとモノを言うタイプで、中学時代から男女問わず人気があり、カフェをオープンしてからも“店長カッコいい”などとSNS上で話題になるほど。自身は子どもを産まない選択をしているが、一平と正助、男2人の育児・家事を支えていく存在に。
17歳という若さでNYコレクションのデビューを果たし、一躍トップモデルの仲間入りをした冨永。その後もモデルとしてさまざまな媒体で活躍しつつ、テレビやラジオパーソナリティ、イベントなど異分野にも精力的に挑戦。近年は『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜7』(2021年、テレビ朝日系)、映画『世界の終わりから』(2023年)、『大奥「8代・徳川吉宗×水野祐之進編」』(2023年、NHK)などに出演したほか、来年放送の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』(2025年、NHK)への出演も控えるなど、俳優業でも唯一無二の存在に。今作でフジ連ドラ初出演を果たし、主演の香取とはドラマ初共演となる。
増田が演じるのは一平のめいっ子で、小学5 年生の小原ひまり(こはら・ひまり)。正助とは血の繋がらない関係だが、正助からは我が子同様に愛されながら育てられている。思ったことを口にするタイプで、口喧嘩では正助を言い負かすほど。一平の表裏のある性格が透けて見えてしまうため、一平のことは大嫌い。時折、亡くなった母の面影を思い出しては切ない表情を見せる。転校後も小学校にはなじめず、不登校気味。
千葉演じる小原朝陽(こはら・あさひ)は、一平の甥っ子。正助と陽菜(はるな/向里祐香)の子どもで保育園児。鈍臭い性格ではあるが、素直で心優しい男の子。なぜか一平に懐いており、一平の口車に乗せられがち。母の陽菜が病気で亡くなったのは、自分のせいだと思い込んでいる。
向里が演じる小原陽菜(こはら・はるな)は、一平の妹であり正助の妻。報道マンとして多忙を極めていた一平とは疎遠で、父親の世話や実家のことも押し付けられてきた。他人のためだったら自分を犠牲にしてでも頑張ってしまう優しい性格。前の夫との間にひまりを授かったが離婚。その後、正助と出会い再婚した。朝陽も生まれ、家族4人で幸せな生活を送っていたが…。
そんな向里は、2024年度エミー賞史上最多18部門を受賞した海外ドラマ『SHOGUN 将軍』(2024年)で遊女役・菊を演じるため三味線や所作を学びながら役を作り込むと、海外から絶賛されエミー賞の助演女優賞候補リストに名を連ねた。国内ドラマも『イチケイのカラスSP』(2023年、フジテレビ系)、『下剋上球児』(2023年、TBS系)など出演作は多数。映画では代表作『愛なのに』(2022年)のほか、「第47回日本アカデミー賞」(2024年)優秀作品でもある映画『福田村事件』(2023年)での演技が記憶に新しい。釜山国際映画祭2023の「アジア・スター・アワード」にて今後活躍が期待される俳優に送られる「フェイス・オブ・アジア」賞を授賞した。なお、今作で香取慎吾、志尊淳ともに初共演となる。
■出演者コメント
―― 出演が決まった際の心境・率直な感想は?
冨永愛:社会派ホームドラマとお伺いした時は、きっと今まで出演させていただいた作品とは全く違うものになるだろうと思い、自分にとっての新たな挑戦としてお引き受け致しました。共演する香取慎吾さんとはバラエティー番組で何度かご一緒させていただきましたが、今回は“サイテー男”ということで私の中での香取慎吾さんとは全く違うイメージなので、どんな役になるのかとても楽しみにしています。
向里祐香:率直にお声がけいただいてうれしかったです。初めて脚本を読んだ時に涙してしまうシーンもあり、これが少しでも多くの人に届いたら良いな、と撮影が楽しみになったのを覚えています。私が演じる役は、兄が香取慎吾さん、夫が志尊淳さん、子供たちには増田梨沙さん、千葉惣二朗くんというすてきな家族構成ですので、撮影を通してどういった家族になっていくのかもワクワクと心地良い緊張がありました
―― 物語の見どころ、ご自身の役どころの魅力は?
冨永:このドラマでは、現代の日本社会で問題になっていることが題材になっています。単にエンタメとしてではなく、この物語を通じて私自身も、みなさんもご自身で感じる事、考える事がとても大切なのだと思います。私が演じる今永都は、シングルマザーに育てられ、母親とも不仲でした。寂しさや不安を乗り越えるために人一倍に努力して自分を確立してきた女性。彼女が43歳という年齢になり、改めて直面する問題もあります。一平さんと、正助くん、ひまりちゃん、朝陽くんを自分の家族のように支えていく女性です。
向里:子どもによって心が動かされていく大人たち、です。その関係性がすごく繊細に描かれているので、その辺りに注目してご覧ください。私が演じる陽菜という役は、とにかく明るく、正助や子どものひまりと朝陽にとって太陽のような存在なので、幸せな時間を過ごせるようにと思って臨みました。しかし、実際に撮影に入ると、子どもの二人がとても純粋で、一緒にいるだけで笑顔にしてくれるので、逆に元気をもらっています。その雰囲気が画面越しで届いたらいいなと思います!