日向坂46濱岸ひより、7年間のアイドル活動に終止符 涙でファンに感謝「決して間違ってなかった」【濱岸ひより 卒業セレモニー】

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2024年12月06日 11:19  モデルプレス

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濱岸ひより「濱岸ひより 卒業セレモニー」撮影:木村泰之
【モデルプレス=2024/12/06】日向坂46が5日、マリンメッセ福岡で開催された全国ツアー「Happy Magical Tour 2024」福岡公演にて二期生・濱岸ひよりの卒業セレモニーを開催。涙ながらにファンに感謝を伝えた。

【写真】日向坂46濱岸ひより、卒業セレモニーで涙

◆濱岸ひより、卒業セレモニー開催

濱岸は福岡県出身で、2017年に14歳でグループに加入。「ひよたん」の愛称で親しまれ、グループ内では天真爛漫な自由人キャラとして愛されてきた。また、身長167.5cmのスタイルをいかして、女性ファッション誌「with」の専属モデルを務めるなど、幅広く活躍。そんな濱岸の最後のステージを見守るため、会場にはたくさんのファンが集まった。

この日、グループのライブ本編が終わると、ファンが「ひよたん」コールを発動。モニターには、濱岸の7年間の歩みを追ったVTRが流された。加入初期から濱岸の相棒的存在だった河田陽菜のナレーションで、濱岸のオーディション時の姿から、バラエティでの活躍、活動休止から復帰して涙を流す様子などが紹介された。

◆濱岸ひより、7年間のアイドル活動生振り返る「決して間違ってなかった」

真っ白なドレスに身を包んだ濱岸がステージに登場し、「本日は私の地元である福岡でセレモニーを行うことが出来て、ほんとに嬉しいです。私のファンの皆さんはほんとに優しくて、どんな時でも応援してくれました。モデルのお仕事が決まった時、お芝居のお仕事が決まった時、写真集が決まった時、いままでたくさんの夢が叶うたびに、自分のことのように喜んでくださいました。そんな皆さんに出会えて本当に幸せでした」とファンに感謝。

また、「以前、私が休養した時もずっと変わらずに待っていてくれて、ほんとにありがたかったし励みになりました。そんな皆さんがいたからこそ、約7年間、アイドルを続けてこれました」と当時を振り返り、「私は決してアイドルに向いてるとは言えないアイドルだったと思います。そんな私でも、メンバーのみんなやファンの皆さんに受け入れてもらえてとても幸せでした。日向坂が大好きで、メンバーのことも大好きで、おひさま(日向坂46のファンの愛称)のことも大好きで、日向坂に出会えて本当によかったなぁと思います」とコメント。

「アイドルになるか悩んでいた時、バレエを頑張っていく道もあったのに、アイドルになるという道を選んだことは、今振り返ってみると決して間違ってなかったなと思います。握手会や、ミーグリ、レターなど、ファンのみなさんのメッセージや励ましのメッセージを貰うたびに、とても嬉しかったし、活動を続けていく上での糧になりました。ほんとにありがとうございます」と重ねて感謝を伝えた。

◆濱岸ひより、メンバーに感謝「感謝してもしきれません」

メンバーに向けては「私はほんとにみんなのことが大好きです。毎日一緒にいて、楽しい時は思いっきり笑いあって、悲しい時は励ましあって、そんな誰とでも分かち合えるわけではない気持ちの共有を、メンバーという存在にたくさん救われました。その場所にいるだけでとても落ち着く存在です」と語り、「今までそんな大切なメンバーが何人も、私より先に日向坂から卒業という新たな道へ飛び立っていきました。卒業のたびに寂しかったし悩むこともありましたが、メンバーや皆さんのおかげでここまで続けていくことができました。そんな大好きな、素敵な仲間に出会えて活動することが出来て、感謝してもしきれません」と伝えた。

さらに、「今まで私のことをずっとずっと温かく見守ってくれて、いつでも帰る場所を作ってくれた家族。私が活動に対して何も相談しないから、不安にさせてしまったり、心配にさせてしまったり、たくさん苦労をかけてしまったと思います。それでも何も聞かないで、帰省した時はいつも通り楽しく、居心地の良い雰囲気で迎え入れてくれて、とても救われました。ありがとう」と家族にも感謝。

スタッフに向けても「この世界に入った時はまだ14歳で、右も左も何もわからない中、不安でずっと泣きっぱなしな私でしたが、たくさん寄り添ってくれて、話をしてくれて、私に真剣に向き合ってくれて、ありがとうございます。スタッフのみなさんがいなければ、今の私はなかったと思います。ほんとにありがとうございます」とコメント。

最後には「ほんとに日向坂になれて、メンバーのみんなに出会えて、おひさまが最高の景色をたくさん見せてくれて、ほんとに本当に幸せでした。私は、おひさまの作る虹を忘れません。この7年間、とても幸せでした。改めて、約7年間、本当にありがとうございました」と7年間の活動を振り返った。

◆濱岸ひより、河田陽菜とユニット曲歌唱で涙

濱岸がメッセージを伝え終わると、同期の二期生たちがステージに登場。河田は目に涙を浮かべながら「いいね、二期生。1週間前くらいにも話したけど」と語った。富田鈴花は、濱岸をじっと見つめながら「大好きだよ。ほんとキレイ」としみじみ。そして“グループ1涙腺がゆるい”松田好花は、スチールカメラでメンバーの姿を収めながら、「なんかいいね」と感動して声を震わせた。

そしてユニット曲「沈黙した恋人よ」を歌唱。この曲は一期生のユニット「りまちゃんちっく」が歌っていたもので、濱岸が日向坂46のユニット曲で1番好きな曲だそう。この日は、濱岸と「マブダチコンビ」として知られた一期生の元メンバー・齊藤京子のポジションに濱岸が、そして加藤史帆のポジションに河田が入り、恋人役を演じた。歌唱中には、濱岸、河田をはじめ他のメンバーたちも涙を流し、二期生の絆の強さを感じさせた。

ここで濱岸と河田だけステージに残り、一期生の佐々木美玲と三期生の山口陽世が登場。この4人は、美玲を慕うメンバーたちが集まった「みーぱんファミリー」と呼ばれている。ステージに集まったみーぱんファミリーは、みんなで美玲の家に泊まって、ビビンバを作ってもらった思い出などを語り合ったが、実はこれはその場で作った架空の話だった。最後まで独特のノリで会場を笑わせたのだった。その後はトロッコに乗り込み、彼女たちのユニット曲「酸っぱい自己嫌悪」を歌いながら、アリーナを一周。歌唱中、濱岸と向かい合った美玲は思わず号泣。濱岸と抱き合って、「キレイだよ」と伝えた。

歌い終わったところで、全メンバーがステージに集合。三期生の森本茉莉は、涙で声をつまらせながら濱岸に支えてもらった思い出を語った上で、「そんなたくましい姿をいっぱい吸収することが出来たので、私達はこれからも(現在オーディション中の)五期生とかに、メンバーのために動いてあげられる人になりたいなって思いました。本当にありがとうございました」と絞り出すように語った。

◆濱岸ひより「誰よりも高く跳べ!」でラスト大ジャンプ

次に、グループ屈指のぶち上げ曲「誰よりも高く跳べ!」を歌唱。大サビ前には「ひよたん、跳べー!」というアオリを受けて、ステージのセンターポジションで大きくジャンプ。歌い終わってから、この曲を歌わないと卒業できないと思ってセットリストに入れたと説明したうえで、「“誰跳べ”依存してるんですよね」と言って会場を笑わせた。

そして、日向坂46のライブの締めに欠かせない楽曲「JOYFUL LOVE」へ。会場がファンの作るサイリウムの虹で満たされた。間奏では、濱岸が「今日はほんとに、日向坂46Happy Magical Tour福岡公演、そして濱岸ひより卒業セレモニーにお越しいただき、本当にありがとうございます。これから、日向坂46をよろしくお願いします。そして私のことも、たまーに思い出してくれたら嬉しいです。今日はありがとうございました」と改めてファンに感謝。さらに、四期生の平尾帆夏、三期生の上村ひより、一期生の佐々木美玲、そして二期生全員が順に濱岸に感謝の言葉を伝えていく。

◆河田陽菜、濱岸ひよりに涙のメッセージ「ほんとに、寂しい」

最後は、河田が「ほんとに、ひよたんがいなかったら……。みんなも言ってたように、私はこんな頑張れてないと思うし、寂しい時も、心細いなって時も、ひよたんが隣りにいない時でも、ひよたんに連絡したら、いつでも隣にいるような感じがして。本当にこの活動をする中で、心強い存在で。でも、私達メンバーじゃなくて友達みたいな関係だから、いっつもありがとうって伝えたかったけど。んーなんか恥ずかしくて。言えないこととかもたくさんあって」と吐露。

「本当に昔からひよたんには助けられたし、私ももっとひよたんのこと助けてあげられたらいいなって場面も、休業中とかあったけど、もっと私にできることがあったんじゃないかなって思ったけど、あんまりできなくてごめんねって気持ちと……。ほんとに、寂しい。寂しいなって思います。たぶんここでしか、ひよたんには伝えることがないと思う。大好きって。ほんとに、いっぱいありがとう。なんか、ヤだね。いてほしいけど、卒業おめでとう。大好き、ほんとに」と涙で何度も声をつまらせながら素直な気持ちを伝えた。

ラストには、ファンからのサプライズも。会場の観客が「ひよたん アイドルになってくれて ありがとう」と書かれた紙を掲げ、拍手とともに濱岸を送り出した。生まれ育った福岡の地で、7年間のアイドル活動に終止符を打った濱岸。卒業セレモニーは、自由人と呼ばれた濱岸らしく、涙と笑いの入り混じった幸せな空間になっていた。グループは12月25日、26日の2日間「Happy Magical Tour 2024」の締めくくりとして、2022年春以来の東京ドーム公演に臨む。(modelpress編集部)

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