歌手倖田來未(42)が6日、都内の劇場で上映された25th Anniversary Documentary Film『walk』の上映会後にサプライズで登場した。
【写真】思わず涙…サプライズで登壇した倖田來未 倖田は、2000年12月6日に「TAKE BACK」でデビュー。きょう2024年でデビュー24年となり、25周年イヤーが幕開けした。サプライズで倖田組(ファンネーム)の前に登場した倖田は「皆さん、どうもこんにちは〜!」と話しながらも号泣。「せっかくキレイにしてもらったのに…。アカン。どうしよう涙が止まらへん」と話し、その姿にファンも涙が止まらなかった。25周年イヤーに突入し「ファンのみんなときょうを迎えられて、うれしく思います」と感謝した。
本作は、スポットライトを浴びた表舞台ではなく、デビューからのつらい経験や苦悩、アクシデントなど試練を乗り越える「倖田來未の裏側」を、今ツアーの振り返りをメインに、関りが深いスタッフのインタューと倖田自らの言葉で構成した内容。過去メイキングやライブ映像と共にストーリーが展開され、見応えのある作品となっている。華々しいステージの裏側で、次々と襲い掛かったアクシデント。倖田に降り注ぐ“光”と“影”。それでもなお、倖田來未が倖田来未でいることを選ぶのはなぜか。24年という長い時を経て、涙ながらに語った倖田の思いが明かされる。
ドキュメンタリー映像の公開について倖田は「倖田來未ってカッコつけなので。こういう裏側、赤裸々な部分を見せないように今まで倖田來未としてやってきた。新しい倖田來未をここで感じていただけたらと思って裏側を見ていただいた」と説明。「こういう裏の世界で感じることを言って、誰かが敵に回るのが嫌でこういうムービーを作ることを躊躇した」としながらも倖田組のファンを信じて製作したそう。
さらに「これから何をするのかと言いますと、毎月6日にいろんなことを発表していきたい。楽しみに待っていていただければと!」とメッセージ。最後は「本当に皆さんにお会いできたことをうれしく思っております。今後とも、倖田來未をよろしくお願いします!ありがとう!」と万感の思いでサプライズを締めくくっていた。
終了後には取材会も実施。「(映画のタイトルでエンディングでも流れる)『walk』という曲が自分の中でデビューして売れない時期に『いつかたくさんのお客さんに来てもらえるようになって、コンサートの1番最後に歌うような曲を作ったら』と松浦会長に当時言われて作った楽曲で。当時は本当に1人もお客さんを自分の名前で集められない時代に、いつか成功した時のことを夢見て書いた曲。で、その曲は、本当に自分でソロライブをするようになってから、ずっとこの曲しか1番最後に歌ってこなかった。なので、自分の中では、あの曲を聞くだけで走馬灯のように昔を思い出す。裏でスピーカーでこぼれてる音を聞いてたんですけど、出ていく前に自分の中ではいろいろ思い出してしまって。出ていったら、本当にたくさんのお客さんが席を埋めてくれた。幸せ者やなと」としみじみ。「きょう『ドクターX』の初日なのに!」とボケようと思っていたそうだが「それも、かませんぐらい余裕がない感じでした」と苦笑いしていた。
25周年イヤーに突入。「当時クラブでやってた子たちで残ってるのはAIとCrystal Kayちゃんぐらいしか思い浮かばなくて。他にいっぱいいましたけど、もう今は歌を辞めてる子たちがたくさんいて。そんな中、こうやって定期的にコンサートやらせてもらえたり、シングル、アルバムを出さてもらるのは本当にありがたいことですし、自分では想像してなかった未来でしたね」と感慨を語っていた。
また、きょう6日午前0時に25周年のキービジュアル公開と新曲がサプライズリリリースされた。25周年第1弾を飾る新曲「This weekend」は、約17年ぶりとなる、本人出演のGEMCEREY CM楽曲にもなっている。