デジタル相、偽情報規制に慎重＝「監視にＡＩ活用を」

　平将明デジタル相は６日の記者会見で、ＳＮＳなどインターネット上の偽・誤情報について、法による規制に慎重な姿勢を示し、民間事業者がＡＩ（人工知能）を使って対処することが望ましいとの考えを示した。

　平氏は「表現の自由がある。一律に厳しい規制をはめ、利用禁止やサービス停止（を行う）といったことは考えにくい」と指摘。一方で「生成ＡＩは偽情報を作れる半面、モニタリングにも活用できる。プラットフォーマーの責任で開発に取り組み、規制より新技術で対応できたらいい」と述べた。

　石破茂首相は３日の衆院本会議で、偽・誤情報対策について「必要に応じ、法規制も含めたさらなる対応を検討する」と語っている。