クロス・マーケティングは12月3日、「おひとりさま消費に関する調査」の結果を発表した。調査は2024年11月8日〜10日、全国47都道府県に在住する20〜69歳の男女2,500人を対象にインターネットで行われた。
○直近1年間の外出状況
この1年間に複数人との食事を含む外食経験(23の飲食店を呈示)は、「ハンバーガー」「ファミリーレストラン」「回転寿司」「ラーメン・餃子」「カフェ・喫茶」がTOP5。2年前と比較し「ファミリーレストラン」 がやや上昇し2番手に浮上。一方、お出かけ先(28のお出かけ先を呈示)は、「ショッピングモール・アウトレットモール」「一泊以上の国内旅行」「百貨店・デパート」「映画館」「温泉・スパ・サウナ・温浴施設」がTOP5であり、2年前と上位は変わらない。
○飲食店へひとりで行った経験と抵抗感
全体でひとり外食が高いのは「ハンバーガー」「カフェ・喫茶」「牛丼・丼もの」「ラーメン・餃子」「うどん」であり、2年前と同様な結果であった。男性に限ってみると、「牛丼・丼もの」「ラーメン・餃子」「ハンバーガー」「うどん」「カフェ・喫茶」「食堂・定食」のひとり外食経験が高い。女性の方が男性より高いジャンルは、「カフェ・喫茶」「スイーツ(イートイン)」のみで、男女差がある。ひとり外食に抵抗感が強いのは、「焼肉」「鍋・しゃぶしゃぶ」「食べ放題」「居酒屋・パブ・バー」「エビ・カニ料理」など。特に女性は「ファミリーレストラン」以外のジャンルで抵抗を感じる割合が高め。2年前よりジャンル全般においてやや抵抗感は低下しているものの、実際のひとり外食経験は横ばいであった。
○お出かけ先へひとりで行った経験と抵抗感
ひとりでのお出かけ経験が高いのは、「ショッピングモール・アウトレットモール」「百貨店・デパート」「映画館」など。男性は「温泉・スパ・サウナ・温浴施設」「スポーツ観戦」、女性はショッピング施設へのひとりでのお出かけが目立つ。ひとりで出かけることに抵抗感があるお出かけ先は、「遊園地・テーマパーク」「果物狩り・味覚狩り」「海外旅行」「ボーリング場」「花火大会」など。女性は、いずれもひとりで出かけることへの抵抗感が強い。外食と同様に、ひとりでのお出かけ先への抵抗感は2年前よりやや低下しているが、実際に行動するまでには達していない。(Yumi's life)