日本と香港の芝に違いは? 海外G1・400勝の名伯楽を直撃

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2024年12月07日 18:53  netkeiba

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調教をチェックをするA.オブライエン師(C)netkeiba
 今年は日本馬9頭が参戦する香港国際競走。これまで数多くの日本馬が参戦し、タイトルをつかんできた。一方で、日本で実績を残した馬でも香港では苦しんだ馬もいる。当然、様々な要因はあるだろう。そのなかで芝質の違いによる影響はあるのだろうか。ふと疑問に思った。

 ということで、世界各国のG1で400勝以上挙げており、今年のジャパンカップにオーギュストロダン(Auguste Rodin)を出走させ、香港国際競走にも4頭出走させるA.オブライエン師に直撃してみた。

 日本の芝と香港の芝に違いはありますか。そう聞くと「似ていると思いますよ」とあっさりと回答が。続けて、「速い馬場で、とても似ています」と詳細を重ねつつ、同じ言葉を繰り返したA.オブライエン師。世界各国の芝を知る名伯楽は、近い性質と捉えているようだ。

 加えて香港マイル(3歳上・香G1・芝1600m)にソウルラッシュ(牡6、栗東・池江泰寿厩舎)で挑む池江泰寿師は6日に行われた記者会見で、今年のコースについてこんな発言をしている。

「今朝、シャティンの芝コースを歩いたのですが、例年に比べて芝が軽いという感じで、京都競馬場に似たような芝のコンディションでした。ですので、マイルチャンピオンシップの走りができれば、おのずと良い結果が出ると思います」

 元々似た性質を持つ芝がさらに近い性質となるのであれば、日本馬にとっては追い風となるだろう。また、オブライエン師が香港ヴァーズ(3歳上・香G1・芝2400m)に送り込むハーツクライ産駒コンティニュアス(Continuous、牡4、愛・A.オブライエン厩舎)も気になるところだ。願わくば、香港のターフの上を日本馬たちが颯爽と走る姿を期待したい。

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