生まれるはずのない白ヘビが誕生→3カ月後の姿は…… 美しい変化に「かわいいですね」「この子をお迎えできる方がうらやましい……!」の声

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2024年12月07日 21:08  ねとらぼ

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ボールパイソン専門店を営む投稿主さん

 両親の組み合わせから生まれるはずのない白いヘビが誕生。3カ月経過したビフォーアフターの様子がYouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」に投稿されました。動画は記事執筆時点で6万4000回以上再生され、1100件を超える高評価を獲得しています。


【画像】3カ月後の姿


※ヘビが苦手な人は閲覧注意です!


●ボールパイソン専門店をオープンした投稿主


 動画の投稿主はヘビをはじめとした生き物が大好きで、たくさんの生き物と暮らしている真夜中のビバリウムさん。以前は北海道産の“エゾブルー”と称される、青みがかった美しいアオダイショウの卵がふ化する様子を見せてくれました。


 10月1日に「ボールパイソン専門店【MIDNIGHT VIVARIUM】」をオープンし、生体の販売も行っている投稿主さん。3カ月ほど前にいつも通りボールパイソンを繁殖させていたところ、なんとも不思議な色合いの個体が生まれてきたのだといいます。


 ※ボールパイソン:アフリカ中部に生息する毒のないニシキヘビの1種で、ペットに向くヘビとして世界中で飼育されています。驚くとボールのように丸くなることから、この名前が付けられたそうです。


●突然生まれてきた白いボールパイソン


 投稿主さん宅では続々とさまざまな品種のボールパイソンが誕生しているようで、棚にずらっとボールパイソンが並んでいる様子は圧巻の一言。すでに売約されたり、新しい飼い主さんのお迎えを待っていたりする子も少なくないそうです。


 ここにいるほとんどの個体については、ふ化してからの様子を動画で紹介してきたという投稿主さん。この中の1匹になんとも不思議で、ありえるけれどありえない現象が起きた白いボールパイソンがいるのだといいます。


 ボールパイソンには200を超える品種があり、確立はそれぞれ異なるもののこの品種とこの品種を掛け合わせたらどうなるかという、おおよその予測ができるそうです。


 しかしこの白いボールパイソンについてはエッグカット(ふ化する直前に卵の殻をハサミなどで切ること)をした際、両親の掛け合わせ的に出てくるはずがないと思っていた色が出てきたため、とても驚いたのだとか。


 この個体は誕生した直後は柄もなく、純白といってもよさそうな白さだったそうです。3カ月経過した現在ではうっすらと黄色くなり、ぼんやりとした模様が出てきたものの、それでも白ヘビといってもよさそうな色合いをしています。


 投稿主さんによると、ボールパイソンはエッグカットしたときやふ化したてのときは色が薄く、明るい色合いをしているとのこと。そこからある程度時間が経過したり、最初の脱皮を終えたりすると、本来の色味やうろこの質感になっていくのだとか。


●ボールパイソンの遺伝の不思議


 なお白いボールパイソンについてはよくよく調べたところ、最終的には今回の親の組み合わせで出てくる可能性がある色であることが判明。この個体の品種(コンボ)は、「バナナピューターボンゴ」というものだったそうです。


 この個体のお母さんは「バナナピューター」(バナナ×ピューター)、お父さんは「ボンゴクラウン」(ボンゴ×クラウン)という品種であり、「クラウン」の品種は両親が持っていないと見た目に現れることがない、劣勢遺伝なのだそうです。


 またボールパイソンは1匹の中に品種が入れば入るほど、柄が消失したり色が明るく飛んだりする傾向があるとのこと。4つの品種が入っているこの個体はその影響から、柄も色も薄くなったと考えているそうです。とはいえ4〜5つ品種が入ったからといって、必ずこのような色や柄になるわけではないのだとか。


 投稿主さんのお話を聞いていると、ボールパイソンを繁殖させる際は遺伝に関する知識が必要であるのはもちろんのこと、狙った色の個体を誕生させるためには、運も絡んでくるということがよく分かりますね。


 なおこの個体は自分でしっかりとエサを食べることができるようになったため、近々新しい飼い主さんが迎えにくるとのこと。ストーリー的に思い入れがある個体だったため、お迎え直前にあらためて動画を撮影することにしたのだそうです。


 新しい飼い主さんのもとで元気よく育ってくれたらうれしいと語りつつ、ボールパイソンたちが旅立っていくことにちょっぴりさみしさをにじませる投稿主さんなのでした。


●「かわいいですね」「この子をお迎えできる方がうらやましい……!」の声


 動画には「穏やかで上品で、全体に淡いのにラインが1本入っていて、かわいいですね。飼い主さんにいっぱい愛されそうです」「か、かわいい…。この子をお迎えできる方がうらやましい……!」「そろそろ旅立ちなんですね。かわいがって貰うんだぞー!」といった、たくさんのコメントが寄せられています。


 投稿主さんが飼育、販売しているボールパイソンたちの様子はYouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」やX(旧Twitter/@mayo_viva)、Instagramに投稿されています。


画像提供:YouTubeチャンネル「真夜中のビバリウム」



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