レアル・マドリードは7日、同日に控えたラ・リーガ第16節ジローナ戦の遠征メンバーから、ブラジル代表FWロドリゴが外れることを発表した。
クラブは前日の6日、ジローナの本拠地『エスタディ・モンティリビ』にて開催される第16節に向けた遠征メンバー21名を発表。そのリストのなかにはロドリゴの名前も含まれていたが、試合当日になると状況が一変。ロドリゴに加えて、レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)から招集されていたU−19スペイン代表MFチェマ・アンドレス、スペイン人FWゴンサロ・ガルシアの3名が、直前にしてメンバーから外れることが決まった。
代わって、U−18スペイン代表FWダニエル・ヤニェスを追加招集。ヤニェスは6日に行われたプリメーラ・フェデラシオンRFEF(3部相当)第16節のレアル・ムルシア戦に途中出場していたものの、急きょトップチームに合流するチャンスが与えられた形となる。
なお、スペイン『マルカ』や『アス』などの現地大手メディアによると、3名の離脱はいずれもケガが原因だという。チェマとゴンサロの2名については、いずれも前記のレアル・ムルシア戦で負傷が確認されており、今回は大事をとってトップチームの合流を見送ることとなったようだ。
一方で、ロドリゴはケガを再発させた模様だ。現在23歳のロドリゴは、若くしてレアル・マドリードの攻撃陣の中心に君臨しながら、今季の前半戦は左ハムストリングのケガにより2度の離脱を強いられており、公式戦3試合を欠場していた。いずれも長期離脱には至らず、2日に行われたラ・リーガ前節のヘタフェ戦(○2−0)で今季2度目の復帰を果たすと、5日に行われた第19節前倒し分のアスレティック・ビルバオ戦(●1−2)では2試合連続の先発に名を連ねていたものの、無念の再負傷となってしまった。
また、『マルカ』によると現時点でロドリゴの負傷の詳細は確認されておらず、クラブが実施する検査を経て正確な程度を確かめることになるという。レアル・マドリードは10日にチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第6節でアタランタとのアウェイゲームを控えているが、同試合に間に合わない可能性もありそうだ。
現在、レアル・マドリードでは負傷者が続出しており、前線の選手ではブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが離脱中。同選手は既に練習に合流したことが伝えられており、アタランタ戦で復帰を果たす可能性も指摘されているが、入れ替わりのような状態でロドリゴが戦線を離れることになるかもしれない。
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