2024年F1第24戦アブダビGP 予選後のマックス・フェルスタッペン(レッドブル) 2024年F1アブダビGPの予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは5番手だった。金曜FP2でレッドブル勢はバランスに苦しみ、フェルスタッペンは17番手、セルジオ・ペレスは14番手に沈んだ。チームはFP3で予選に向けてマシンを良い状態に持ち込むことに集中、その結果、FP3でフェルスタッペンは4番手に順位を上げた。
フェルスタッペンはQ1ではトップ、Q2では2番手と、好調に予選を進めた。Q3で最初のアタックラップでフェルスタッペンは新品ソフトタイヤを履いてコースイン、最終コーナーでスライドしながらも、なんとかコントロールを取り戻し、トラックリミット違反を取られることなく、他のドライバーたちがユーズドタイヤで走っていたこともあり、暫定トップに立った。
しかし終盤、全車が新品タイヤで最後のアタックに出て、フェルスタッペンの1周目のタイムを次々に更新。一方でフェルスタッペンは最後のランでタイムを改善することができず、5番手にとどまった。
クリスチャン・ホーナー代表は「最後のランではマシンが全く活気づくことなく、彼はそのラップでタイムを改善できそうな瞬間が一度もなかった」と述べた。
予選後、予選4番手のニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)が3グリッド降格ペナルティを受けたため、フェルスタッペンは4番グリッドに繰り上がって決勝をスタートする予定。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 4番手(1分23秒5844:ソフトタイヤ/17周)
予選 5番手(Q1=1番手1分23秒516:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分22秒998:ソフトタイヤ/Q3=5番手1分22秒945:ソフトタイヤ)
今日のペースはそれほど悪くなかったと思う。フロントロウを獲得できたはずなので、この結果は残念だ。
間違いなく、もっと良い結果を出すことができたはずだ。予選をもっとうまくやりたかったが、マシンを良い状態にして、一貫性を保つことが少し難しかった。
今週末は正しいマシンバランスを見つけ出すことに苦労している。予選Q1とQ2は悪くなかったけれど、Q3の最後のラップにおいて、最終コーナーで乱れてしまい、そのミスによって残念ながら2番手を逃した。
抱えていた問題を考えると、悪い結果ではないが、今週末はかなり浮き沈みが激しい。
マクラーレンとフェラーリはかなり速かったね。明日の決勝でオーバーテイクを決めて、いくつかポジションを上げたい。良いレースをして表彰台争いに加わりたいと思っている。それができれば、シーズンの締めくくりとして良い結果といえるだろう。
(予選直後のインタビューで語り)今の気分? 今年最後の予選だから、ある意味ほっとしているよ! 悪くない予選だったと思うが、僕がトップに立った時には、他の人達はユーズドタイヤで走っていたから、公平なパフォーマンス評価はできない。とはいえ、最終コーナーで飛び出していなければ、2番手をかけて戦うことはできただろう。
あの瞬間は、僕たちのこのマシンでのシーズンを強調するようなものだった。とにかくうまく機能させるのが難しい。機能したときにはうまくいくけれど、今日は全体的なバランスにあまり満足できていなかった。限界までプッシュしなければならないときに、このマシンはとてもピーキーになる。だからあの瞬間、体勢が乱れたんだ。
決勝でやれることは、フェラーリについていくことだけだろう。マクラーレンはどうかな。彼らは週末を通して強さを発揮しているから、彼らに勝つのはかなり難しいだろうね。