タイで、トランスジェンダーの女性同士が取っ組み合いの喧嘩をしているところを撮影され、地元のニュースメディア『Phuket Times』が報じた。2人は繁華街の通りで売春婦として働いており、喧嘩の原因は客の取り合いだった。
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タイ南部、プーケット島パトン市内にある繁華街「バングラ通り」は、バーやナイトクラブが軒を連ね、多くの観光客が集まる。現地時間11月26日の夜、その賑やかな場所でトランスジェンダーの女性2人による喧嘩が発生した。
タイでは、男性から女性に性転換した人を「レディーボーイ」と呼んでおり、プーケットのニュースメディア『Phuket Times』は、Facebookで「レディーボーイによる乱闘が発生した」と伝えている。また、今回の騒ぎは、売春婦として働いているレディーボーイ同士の客の取り合いが原因だった。
『Phuket Times』が投稿した写真には、2人が地面に倒れ込んでも殴り合いを続けている瞬間が写っている。周囲には友人らが集まって喧嘩を見守っていたため、人だかりができていた。
喧嘩は数分ほど続き、2人は引き離された。投稿によると、レディーボーイによる客の取り合いは度々起きており、地元の娯楽施設の一部では、このようなトラブルを避けるために入店を禁止しているケースもある。またユーザーからは、騒ぎを起こした2人に対して非難の声や改善を求める意見が寄せられた。
「私が外国人のボーイフレンドと一緒に街を歩いていた時、トランス女性が突然私の顔を叩いて『私の客を盗むな!』と言われたことがあります。このような事態は容認されるべきではありません。」
「これは改善しないと! 外国人観光客だって恥ずかしい思いをするし、旅行先でこのようなトラブルに巻き込まれることを誰が望むと思うの?」
「関係機関はこの問題に真剣に取り組む必要がある。このまま放置すれば、観光都市としての評判を損なう恐れがある。」
さらに、タイのニュースメディア『The Thaiger』によると、今回の騒ぎがあった1週間前にはプーケット島内のホテルでトランスジェンダーの女性と外国人男性の喧嘩が発生した。この女性は売春婦だったが、トランスジェンダーだと知った男性が料金の支払いを拒否したため、騒動に発展したと報じられている。
画像は『Phuket Times ภูเก็ตไทม์ Facebook「เลดี้บอย ตบสนั่น!」』より
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)