明治安田J1リーグ最終節が8日に行われ、アルビレックス新潟はアウェーで浦和レッズと対戦。スコアレスドローに終わり、他会場の結果に関わらず自力でJ1残留を決め、16位でシーズンを終えた。
最終節まで残留争いとなった新潟だが、一方で今季はYBCルヴァンカップで準優勝という結果も残した。試合後の取材に応じた新潟の中野幸夫社長は、来季の編成に関して言及。「ルヴァンカップ、リーグ戦と進行中でありましたので、事実だけ申しますと、10月の中旬以降にクラブからオファーをいたしました。その段階で、ルヴァン、リーグ戦の結果がどう終わるかわからないという中で、来季もお願いしたいというオファーはかけさせてもらいました」と、松橋力蔵監督の続投を希望し、すでにオファーを出していると明かした。
一方で、「監督との申し合わせの中、とにかく目先の一試合一試合に集中したい、我々もその意向をくみまして、オファーをかけさせてもらいましたけど、その後の交渉は一切せずに、今日を迎えたということであります。今日まで一切来季のことは考えないということで、とにかく残留というところを目指そうということで時を過ごしてきたということです」と続け、具体的な交渉については、シーズンが終了となった8日以降に行っていくと続けた。
松橋監督については、「練習それから試合に取り組む姿勢も含めて、よくチームがまとまってる状況を鑑みて」という部分を評価してのオファーであるとし、松橋監督への他クラブからのオファーについても、「他のことについては私が申し上げることではないので。今のこと以外は考えられない、考えないようにしましょうということは、我々の立場それから監督の立場も共通でしたので、次の試合に集中してきたということです」と、互いにシーズン後の交渉を望んだ上での進め方であると話している。