トヨタ自動車未来創生センターが開発しているAIバスケットボールロボット「CUE」が、24.55メートルのロングシュートに成功し、ギネス世界記録「ヒューマノイドロボットによるバスケットボールシュート最長距離(Farthest basketball shot by a humanoid robot)」を達成しました。
●コートを縦断する超ロングシュート
CUEは、トヨタ自動車未来創生センターの社内で自主活動として、2017年に開発がスタートしたロボット。2022年には現行バージョンの「CUE6」が完成し、同社が運営するプロチーム「アルバルク東京」の一員として、背番号96が与えられています。
記録達成の様子は動画にまとめられています。CUEが右手1本でボールを持ち、膝を落としてシュートを打つ体勢に入ると……。左手を添えることなく、手のひらを押し出すようにボールを放ちました。
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CUEが放ったボールはきれいにゴールへ。記録は24.55メートルで、一般的なバスケットボールのコートの大きさ(28メートル×15メートル)と比較すると、超がつくほどのロングシュートですね。
●「連続フリースロー」記録に続く2度目の快挙
CUEのギネス世界記録は、2019年に達成した「ヒューマノイドロボットによる連続バスケットボールフリースロー最多数(アシスト有り)」に続く、2度目の快挙。未来創生センターの主査・野見知弘さんは、「これからもスポーツとテクノロジーの融合で、世界中で日本だけにしかない感動をお届けできればと思います」とコメントしています。
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