リーグ・アン第14節が8日に行われ、スタッド・ランスは敵地でストラスブールと対戦した。
ルカ・エルスネル新監督の下で今シーズンをスタートさせたスタッド・ランスは、開幕からの7試合を4勝2分1敗で駆け抜けるなど悪くない序盤戦を過ごしていたが、第8節でオセールに1−2で敗れると、同試合を含めて3連敗。以降白星はわずか1つと苦しんでおり、現在は5勝3分5敗の勝ち点「18」で9位となっている。
3試合ぶりの白星を目指す今節は、ここまで3勝4分6敗の勝ち点「13」で13位に沈んでおり、現在4連敗中のストラスブールの本拠地に乗り込む。スタッド・ランスに所属する伊東純也と中村敬斗は、揃ってスターティングメンバーに名を連ねた。中村は右手の甲を骨折しながら、サポーターを装着してピッチに立つ。
試合はキックオフ直後の2分、敵陣左サイドでボールを受けた中村が、カットインから右足でシュート。得意の形から狙った一撃は枠を捉えたが、GKジョルジェ・ペトロヴィッチに阻まれる。良い入りを見せたスタッド・ランスは10分にも、敵陣左サイド大外で中村がパスを引き出すと、切り返しから右足でクロスボールを供給。ファーサイドから飛び込んできた伊東が頭で合わせたが、シュートは枠を捉えきれない。
スコアレスで時計の針が進むと、前半終了間際に差し掛かった44分には、伊東に決定機が到来。左サイド高い位置でボールを持ったセルヒオ・アキエメがクロスボールを送ると、ペナルティエリア内でフリーになった伊東が右足で合わせたが、ダイレクトボレーはGKペトロヴィッチが弾き出す。ストラスブールはここからカウンターへ転じ、ロングパス1本でディラン・バクワが背後へ抜け出したものの、右足で狙ったシュートはわずかに枠を外れた。
スコアレスで後半へ折り返すと、両チームフィニッシュまで持ち込むシーンは作れど、決定機と呼べるようなシーンは限られたまま時間が経過。そんななかでも、より多くのチャンスを作ったのはストラスブールで、スタッド・ランスとしては苦しい時間を強いられる。伊東、中村の日本代表コンビは両サイドから打開を試みたが、最後までゴールネットが揺れることはなく、試合はこのままタイムアップを迎えた。
この結果、スタッド・ランスは3戦連続未勝利となり、直近6試合の成績は1勝2分3敗と苦しい時期が続いている。伊東フル出場を果たし、中村は86分に途中交代となった。一方、ストラスブールは連敗を「4」で止めたものの、依然として5試合未勝利だ。
次節は15日に行われ、スタッド・ランスはホームで南野拓実が所属するモナコと、ストラスブールは敵地でル・アーヴルとそれぞれ対戦する。
【スコア】
ストラスブール 0−0 スタッド・ランス
【得点者】
なし