“メリハリボディ”をつくる超簡単「1日5分まくら体操」必要なのはバスタオル3枚だけ

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2024年12月09日 06:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

※写真はイメージです

「あおむけに寝て腰と首にまくらをあてて足や頭をフリフリするだけ。メリハリのあるボディがつくれます」。そう話すのは、整体治療家のいちい葉子さん。食事制限や運動をむやみに頑張っても、骨格をよりよい状態に整えないと、体形は変わらないという。バスタオル3枚でできる『まくら体操』、そのすごさとは?

 食欲が増す季節、でも寒さで運動はサボりがち。その結果、たるんだ身体を重ね着でごまかす……心あたりがある人には、食事制限やつらい運動なしで理想の体形が手に入る「まくら体操」がおすすめだ。

運動経験ゼロでも、足腰に不安のある高齢者でも大丈夫。あおむけに寝て腰と首にまくらをあてて足や頭をフリフリするだけで、メリハリのあるボディがつくれます

 と、整体治療家のいちい葉子さん。

「整体の理論に基づき、人体の力学に着目したメソッドです。まずは一日5分から、身体が気持ちよくなるのを実感してみましょう」(いちいさん、以下同)

骨格が整えば体重減もついてくる!

 必要なのは、バスタオル3枚のみ。

「大事なのは、この特製まくらを使い、腰と首の体操を必ずセットで行うことです。腰と首には、本来きれいなアーチができているはずですが、生活習慣の乱れや肥満、加齢などでそのアーチが崩れてしまった人が多いのです。

 それを放置したまま食事制限や運動をむやみに頑張っても、締まりのない体形は変わりません。まずは、ゆがんだ骨格をよりよい状態に整えること。そうすれば、自然とバランスがとれた筋肉がついて“やせ”につながります」

 夜寝る前にやるのがおすすめだそう。

「毎晩、歯磨きのように習慣づけましょう。寝ている間に、硬くこわばった骨格筋が緩み、身体についた癖を修整していきます。骨格が整えば、ヒップやバストをアップさせる筋肉がしっかりついて、代謝も上がります。結果として体重も落ちやすくなるのです」

 3Lサイズの50代前半の女性が「まくら体操」を続けたところ、Mサイズの服が入るまでに体形が変化、おしゃれ心に火がついてショップでの試着も積極的にできるようになった。

 また食事制限なしで「まくら体操」を続けた60代前半の女性は、体重12キロ減、体脂肪10%減ばかりか、太ももと一体化していたたるんだお尻が、形のよい桃形に変わったなど、うれしい報告が後を絶たないという。

婦人科系の不調や美容の悩みも改善!

 足腰の筋力低下で転びやすくなった人も、寝たままできる「まくら体操」で、骨格と筋肉のバランスが整う。うつむいた姿勢でスマホやパソコンを使用し続けて、通常よりも首が前に出てしまう“スマホ首”の人には首の体操で改善が期待できる。

「最初は腰痛や肩こり、産後の肥満解消のために『まくら体操』を始める人が多いですが、婦人科系の不調や美容の悩みまで解消したと喜ばれる人も多いんです

 婦人科系では、生理痛や生理不順、マタニティーブルーや産後の肥満、更年期障害が招くさまざまな心身の不調の改善が期待できるという。

「腰の体操が、骨盤内の内臓に、ものすごくアプローチします。自律神経の働きも整うので、夜もよく眠れて便秘や頻尿も解消されます。

 それに、首のしわや目の下のたるみ、頬全体のたるみが解消してフェイスラインが引き締まります。お金もかからないので日々のルーティンにして健康効果を確かめてほしいですね」

あなたの骨格、“ブサイク”になっているかも

〜1つでもあてはまる人は今日から「まくら体操」を〜

□ バストが下がり乳首が外を向いてきた
□ 呼吸が浅く肩で息をする
□ フェイスライン、首のたるみ、しわが気になる
□ ぽっこりお腹
□ お尻がタレてきた
□ 上半身が細く、下半身が太くなってきた
□ 股ずれするようになった
□ 頻尿や尿漏れに悩む
□ 便秘や下痢に悩む

毎日たった5分からでOK!まくら体操の基本のやり方

 必ず「腰」と「首」のセットでやること!

【腰】

(1)あおむけに寝て、おへその裏側あたりにまくらを差し込む(腰に垂直に押しつけるようピッタリくっつける。お尻は床から浮いていてOK)

(2)膝が90度の角度になるよう足を立て、お尻の穴、内股、足元を内側に締めていく(中心軸をつくるイメージで)

(3)あごを天井に向けて引き上げたまま、左右の内股で押し合うように腰幅くらいで足を左右に振る(上半身は力を抜くが、背中は床から、腰はまくらから離れないように)

【首】

(1)まくらを首の後ろに差し込み、「腰」と同じように中心軸をつくるイメージでお尻の穴、内股、足元を内側に締める

(2)両手をまくらに添え、骨盤から背骨を上に伸ばすイメージで、あごを天井に向ける

(3)目を閉じて、ゆっくりと転がすように頭を左右に振る

お手軽!バスタオルまくらの作り方

用意するもの:バスタオル3枚

(1)バスタオル3枚とも3分の1の大きさにたたみ、1枚目をくるくるとしっかり巻く

(2)巻いた1枚目を芯にして、残る2枚を1枚ずつロールケーキのように巻けば完成!

教えてくれたのは……いちい葉子さん●整体指導士、からだデザイン研究所代表。整体の理論技術を、シンプルで誰でもできる骨格改造法として、「まくら体操セラピー」を完成させた。現在は日本国内にとどまらず、年間約3000人に指導している。著書に『まくら体操ダイエット』(あさ出版)。

取材・文/冨田ひろみ

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