10代向けに人権や刑罰を解説　世界の最先端の法も学べる「はじめての法律」

　「法律」という言葉だけでなんとなく堅苦しくて難しそう、と引いてしまいそうになるが、日常生活の隅々までを律している基本的なルール。10代向けのシリーズ「世界基準の教養 ｆｏｒ ティーンズ」の第４弾、『はじめての法律』（ララ・ブライアン／ローズ・ホール著、河出書房新社・東京）が発売された。基本的な法の役割から最先端の法まで、平易な言葉で学ぶことができる。

　「どうして人は、犯罪者を罰するの？」「結婚は、だれとでもできるわけじゃないの？」「学校って行かなきゃいけないの？」など、子どもたちの素朴な疑問について、実際の法廷の再現や事件解決の流れを通して解き明かす構成が特徴。自分を守るための法や知らない誰かを救う法から、テクノロジーと法、多様性と法、戦争と法まで、世界の最先端の法はどうなっているのか、法の作り方から国際法、人権、正義と公平さの考え方まで、イラスト図解で学ぶことができる。法律を日々アップデートするための知識と方法、考える力を養ってくれる一冊だ。税込み2068円。

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