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製品評価技術基盤機構(NITE)は12月9日、積雪によってソーラーパネルが破損する事故は大雪が観測された年に急増しているとして注意喚起した。同時に対策も公表している。
2019年度から23年度の5年間に発生した氷雪による事故56件を分析したところ、ソーラーパネルのみならず、それを支える架台の損傷を伴うケースが9割近く(88%)を占めた。最も多いのは1月と2月で、地域別に見ると東北地方、北海道、中部地方の順だった。
対策は、JISやガイドラインで地域ごとに定められている想定積雪量を参照し、気象条件に応じた架台の設計、設置すること。また積雪がソーラーパネルから落ちやすくなるようにパネル傾斜角を設計する、などを挙げている。
NITEは「架台を適切に設計することや、雪かきなどによって架台にかかる負担を減らすことが重要」と指摘。「特に積雪が多い地域では、設置時から対策をしてほしい」としている。
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