既報の通り、マウスコンピューターは12月5日、同社がオフィシャルPCサプライヤーを務めるJリーグチーム「浦和レッドダイヤモンズ(浦和レッズ)」とのコラボレーションによる「浦和レッズオフィシャルゲーミングPC」を発売した。価格は21万7800円からで、同社の直販チャンネル(Webサイト/ダイレクトショップ/電話通販)の他、「浦和レッズオンラインショップ」でも販売されている。
マウス、「浦和レッズ」コラボ仕様のRyzen 7搭載ゲーミングデスクトップPC エンブレムをデザインしたサイドパネルを装備
マウスコンピューターと浦和レッズのコラボPCというと、2020年2月に発売され、2021年と2023年にそれぞれ新モデルが登場したノートPCの印象が強い。筆者も初代コラボモデルの取材に行ったことがある。
今回、両社のコラボPCが初めて“デスクトップ”、しかも“ゲーミング”仕様で登場するという。果たしてどのようなものなのか――12月8日に行われた「明治安田J1リーグ 第38節」の浦和レッズ対アルビレックス新潟戦に合わせて、新コラボPCの実機展示が行われたので、近場での買い物がてら見物してみた。
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●そもそも「浦和レッズオフィシャルゲーミングPC」ってどんなモデル?
12月8日に展示された浦和レッズオフィシャルゲーミングPCは、マウスコンピューターのG-Tune改め「G TUNE」ブランドのエントリーゲーミングデスクトップPCの特別仕様モデル(G TUNE DG-A7A60-URDS)となる。ボディカラーはブラックとホワイトから選択可能で、ホワイトモデルはブラックモデルの1210円増しとなる。主なスペックは以下の通りだ(★印の付いている箇所は、直販チャンネルではBTO可能)。
・CPU:Ryzen 7 5700X(8コア16スレッド/3.4GHz〜4.6GHz)
・GPU:Radeon RX 7600
・メモリ:16GB(8GB×2)★
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・ストレージ:1TB SSD(PCI Express 4.0接続)★
・OS:Windows 11 Home★
・保証:3年間(センドバック)+24時間/365日電話サポート
直販チャンネルではメモリを最大64GB(16GB×4)に、ストレージを最大4TBのSSDに変更できる他、必要に応じて1TB/2TB/4TBのHDD(Serial ATA接続)や光学ドライブ(DVDスーパーマルチドライブまたはBlu-ray Discドライブ)を追加可能だ。エントリーモデルとしては、比較的BTOオプションは充実しているといえる。
本モデルはG TUNEオリジナルのミニタワーケースを採用しているが、浦和レッズのエンブレム付きの強化ガラス製サイドパネルを備えている。これがなかなか格好良かったりする。同じケースを採用するモデルのBTOオプションとして用意してもいいように思えるが、そうすると「コラボモデル」としての存在意義が薄れてしまいそうで、悩ましい。
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●実機をじっくり見てみると……!
今回の実機展示では、ブラックモデルとホワイトモデルが1台ずつ展示されていた。いずれもBTOなしの標準構成のままだという。
本機は発表日(12月5日)から既に受注を開始しているが、担当者によると「(カラーの選択は)ブラックの方が多くなると思っていたが、今のところブラックとホワイトは半々ぐらいの割合」だという。どちらも魅力的なカラーなので無理もない。
CPUはRyzen 7 5700Xだが、CPUクーラーはAMD純正でLEDライト付きの「Wraith Prism」が装着されている。ケース前方/後方のファンもLEDライト付きで、Wraith Prismともども“赤く”光る。
理由は何となく分かりつつも、なぜ赤なのかあえて聞いてみたら「レッズのチームカラーはレッドですから」とのこと。ですよねー。
……と、展示されている2台の浦和レッズオフィシャルゲーミングPCには、どことなく違和感がある。よく見てみると、ガラスパネルに当日の試合をもって引退する興梠慎三選手のサインが入っていたのだ。ファンとしては必見だったと思うのだが、当日ブースを訪れた人はそこまで見ていただろうか……?
●レッズファンにうれしい要素は他にもある
浦和レッズオフィシャルゲーミングPCには、専用の壁紙がプリインストールされている。今回はG TUNEベースということもあり、G TUNEロゴも一緒に入れられている。現時点では本機の購入者のみ見られるスペシャルなものだ。
試合の当日は、マウスコンピューターブースで本機を購入した先着2人に選手のサイン入りユニフォームのプレゼントを行っていた他、公式メールマガジンの新規購読またはX(旧Twitter)の公式アカウントのフォロー+リポストで全員にノベルティグッズを贈呈した上で、抽選で1人に本機をプレゼントするキャンペーンも実施していた。
そのこともあってか、展示会場は10時のオープン時から比較的にぎわっていた。
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