ドリス後任はジュリアン・クロスナーに決定、生え抜きデザイナーを起用

　「ドリス ヴァン ノッテン（DRIES VAN NOTEN）」が、ドリス・ヴァン・ノッテンの後任としてジュリアン・クロスナー（Julian Klausner）をクリエイティブ・ディレクターに任命した。メンズウェアとウィメンズウェアの両コレクションを担当し、2025年1月に2025年秋冬メンズコレクションを同氏ディレクションのもとルックブック形式で発表する。

　ジュリアン・クロスナーは、ブリュッセルのラ・カンブル国立美術学校（La Cambre - Ecole Nationale Supérieure des Arts Visuels）で学び、2016年の卒業時にファッションデザインの学士号と博士号を取得。
2018年8月、ドリス ヴァン ノッテンに入社し、ドリスとともにウィメンズコレクションのデザインと開発に携わってきた。
　2025年1月にルックブック形式となる2025年秋冬コレクションを発表した後、3月5日にはクリエイティブ・ディレクターとして初のウィメンズコレクションをランウェイ形式で発表する。ジュリアン・クロスナーは「このメゾンの次の章が始まるにあたり、今後のシーズンを監督できることにこの上ない喜びを感じています。ドリスが残した比類なき素晴らしいレガシーは不滅であり、この先も永遠に貴重なインスピレーション源となるでしょう。私たち皆が大切にしているドリスから受け継いだものに敬意を払いながら、新しい野心的な挑戦に乗り出すことを楽しみにしています」とコメント。ドリス・ヴァン・ノッテンは「ジュリアンのクリエイティビティとヴィジョンに、完全な信頼を寄せています。彼は才能豊かなデザイナーであるだけでなく、私が去った後の後任としてふさわしい人物です。ブランドとその価値観に対する彼の深い理解が、シームレスな移行と輝かしい未来を確実なものにしてくれるでしょう」と言葉を寄せている。