漫画『タコピーの原罪』がアニメ化されることが決定した。あわせてティザービジュアルとPVが公開され、企画・プロデュースはTBSが担当する。続報は22日開催の『ジャンプフェスタ2025』特別ステージ内で発表され、スペシャルゲストも登壇する。
【動画】人間社会の闇描く…公開された『タコピーの原罪』アニメPV
漫画アプリ『少年ジャンプ+』で2021年12月〜2022年3月にかけて短期連載されていた同作は、笑わない少女・しずかちゃんが対峙する現実が、彼女の前に突如現れたハッピー星人・タコピーの視点で描かれた現代社会を映す辛辣なストーリー。
物語冒頭、地球にハッピーを広めるためやってきた生命体「ハッピー星人」が、小学生の少女「しずか」に窮地を救われる。しずかはその生命体を見た目から「タコピー」と名付け、交流するようになった。しずかは酷いいじめを受けているのだが、タコピーにはいじめの概念が理解できず、不思議な力を持つ数々の「ハッピー道具」でしずかをなんとか元気づけようと試みる。そんなある日、タコピーがしずかにハッピー道具を預けてしまったことから運命の歯車が狂い出す内容になっている。
作品内容は、いじめ、DV、毒親などの問題を描くこともあり、読者の心を掴むと大きな話題に。短期連載ながら同時期に連載していた作品の中で最高閲覧数を記録し、「このマンガがすごい!2023」オトコ編の3位に選出。コミックス2巻完結ながら累計発行部数は140万部を突破している。
ORICON NEWSは完結前に作者・タイザン5へインタビューを実施しており、いじめ、DV、毒親などの問題を描く上でこだわっているポイントは「現実世界の問題は、誰か1人が悪者だと決めつけることができないものが多いと思っていて、そういった状況を漫画にもそのまま落とし込んでみようと思いました」と打ち明けていた。
公開されたティザービジュアルは、メインキャラクターであるタコピーとしずか、そしてペットのチャッピーが描かれている。仲良く寄り添って眠っているタコピーたちと、細部に盛り込まれたアイテムが見どころとなる、
PVは10日に1日限定で新宿アルタビジョンでも上映。また、『少年ジャンプ+』10周年記念で制作中のshort動画シリーズ「タコピーと旅きぶん」が9月から公開されており、10日に公開された最終回ではタコピーが新宿アルタ前を訪れ、アニメ化解禁PVを見ている姿が映し出されている。
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