27歳・年収400万円男性「投資額が少ないとリターンも少ないが」悩みながらS&P500に毎月3万円ずつ約4年間積み立てた結果は？

2024年から新NISAが始まり、ますます裾野が広がる投資の世界。そして投資の初心者が真っ先に検討するのが長期での積み立てによる資産運用です。時間を味方にできる低リスクな運用方法と言われる一方で、実際に周りの人がどのように積立投資を行ってきているのか、その実態を覗く機会は限られます。

ここではAll Aboutが継続的に募集している「積立投資の実体験エピソード」から、ほかの方が積立投資にどのように取り組まれているのかを紹介。

シミュレーションでは分からないリアルな積立実践エピソードから、ご自身の投資のヒントを見つけ出してください。

27歳・年収400万円会社員男性の積立投資の取り組みと運用成績は？

今回は岐阜県に住む27歳男性の資産運用エピソードを見ていきます。

家族構成

本人のみ

金融資産

年収：本人400万円
金融資産：現預金200万円、リスク資産260万円

リスク資産の内訳

・投資信託：200万円
・日本株：60万円

積立投資実績

（※商品名の詳細が不明なものも原文ママ記載）
・eMAXIS Slim 米国株式（S&P500）／NISA：2020年から

2020年から積立投資を続けてきたという今回の投稿者。

NISAでS&P500に「月3万円」をベースに積み立てていて、投稿のあった10月時点の運用成績については「元本約140万円→運用益込200万円」と、積み重ねがしっかりと利益を生み出している様子。

実は「最初の2年間は（資産が）ほとんど増えずに、少しマイナス推移でした」と不安なスタートを切ったといいます。

しかし「2022年頃から日経平均株価などの影響もあり、利益が5％、10％と日に日に上昇」していったそう。8月の下落相場時の話はありませんでしたが、「毎年安定した運用益が出ています」とプラスで推移している様子です。

27歳・年収400万円会社員男性の思う積立投資のメリットは？

積立投資については「（株価が上昇していても）投資金額が少ないとリターンも少ないので、ある程度の資金に増やしていくまでが辛かったです」と、もどかしさも語った投稿者。

それでも「放置した状態でも資産が増えてくれるので、精神的なストレスを感じなくて良いです」とコメントします。

これから積立投資を始める人は「投資額は固定して続けていくほうが良いです。欲をかくと、失敗した時のダメージが非常に大きいのでおすすめしません」と堅実にアドバイスしておられました。

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(文:あるじゃん 編集部)