日本が誇る華麗なる一家“プラチナファミリー”の暮らしをのぞき見するテレビ朝日系バラエティー番組『プラチナファミリー』が、きょう10日午後7時から2時間SPで放送される。
【写真】歌舞伎のけいこに励む12歳・尾上眞秀 スタジオでは、父と弟を政治家に持つ小泉孝太郎と、華やかな芸能一家で育ったバイオリニストの高嶋ちさ子、そして、進行役を飯尾和樹(ずん)が務める。さらに、今回はスペシャルゲストに黒柳徹子が登場する。
番組では、2017年に親子そろって『徹子の部屋』の出演をはたした寺島しのぶ・眞秀親子に密着。父に七代目・尾上菊五郎、母に俳優・富司純子を持ち、弟は五代目・尾上菊之助という歌舞伎一家である寺島だが、長男の尾上眞秀も歌舞伎の道に。現在12歳となった眞秀は、歌舞伎の人気演目「連獅子」に出演するとのことで、稽古に励む毎日。それに、寺島も付きっきりでサポートする。
演目の中でも注目は、大迫力の“毛振り”。歌舞伎界のプリンス・二代目 尾上右近の指導のもと、動きにくい衣装、重さ2キロものカツラをつけて、豪快に身体ごと長い髪の毛を振り乱す。しかし、まだまだ12歳の眞秀には体力的にも相当きつい動作で、けいこ中に弱音を吐くことも。稽古も相当厳しいものになると思いきや、「芸の厳しさを打ち付けるような画が欲しかったと思うんですけど、あいにくそういうやり方はやっていない」と右近は語る。
「わざわざ崖から突き落とさなくても、這い上がるのは本人のこと」と、令和に入り歌舞伎界も変化しつつあることを告げる。眞秀の個人の意思を尊重し、伸び伸びと稽古に励むことで磨かれた技を武器に本番を迎える。はたして眞秀は、約2分にもわたる華麗な“毛振り”を大勢の観客の前で披露することができたのか。母親の目線で演目を見守る寺島の表情も映し出す。