トッテナムは、現時点でのアンジェ・ポステコグルー監督の解任を考えてはいないようだ。9日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
昨季からトッテナムを率いているポステコグルー監督だが、直近の公式戦7試合でわずか1勝(2分け4敗)にとどまっており、8日に行われたプレミアリーグ第15節のチェルシー戦では2点を先行したものの、3−4で逆転負けを喫し、11位に転落してしまった。
このような状況から、『スカイスポーツ』で解説を務める元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏からは、ポステコグルー監督がこれまでと同じようなサッカーを続ければシーズンが終了する前に監督職を失うことが指摘されるなど、シーズン途中で解任される可能性も浮上している。
しかし、今回の報道によると、トッテナム上層部は直近の成績が芳しくないことを認めているものの、センターバックのクリスティアン・ロメロやミッキー・ファン・デ・フェンなど、多くの主力が負傷離脱したことがチームに大きな影響を及ぼしたことに理解を示しているという。
また、プレミアリーグでは11位と苦しんでいるが、カラバオ・カップでは準々決勝まで進出しており、19日にはマンチェスター・ユナイテッドとの対戦を予定。また、ヨーロッパリーグ(EL)でも9位につけており、12日の8位レンジャーズ戦に勝利すればノックアウトフェーズ直接進出圏内にも浮上するため、ダニエル・レヴィ会長と良好な関係を築いているポステコグルー監督にはチームを立て直す時間を与えることが予想されている。
すでに来年1月の移籍市場でチームを立て直すための補強についてテクニカルディレクターを務めるヨハン・ランゲ氏と会談したことも報じられているポステコグルー監督だが、果たしてチーム状況を好転させることはできるのだろうか。
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