MF川村拓夢がCLデビューも…ザルツブルクはPSGに3発完封負け　今大会1勝5敗で敗退濃厚に

　チャンピオンズリーグ（CL）リーグフェーズ第6節が10日に行われ、ザルツブルク（オーストリア）とパリ・サンジェルマン（PSG／フランス）が対戦した。

　CL前節終了時点で、ホームのザルツブルクは1勝4敗の32位。アウェイのPSGは1勝1分3敗で25位と、両チームともに敗退圏内に沈んでいる。ザルツブルクに所属するMF川村拓夢は、この試合でベンチスタートになった。

　前半は立ち上がりからPSGが敵陣でプレーする展開となり、厚みのある攻撃で何度も決定機を作る。しかし、ザルツブルクもGKアレクサンダー・シュラガーの好セーブなどで、なんとかピンチを凌いでいった。

　それでも30分に優勢のPSGが試合を動かす。左サイドからブラッドリー・バルコラがクロスを送ると、ファーサイドでアクラフ・ハキミが打点の高いヘディングで折り返す。このボールに足を伸ばしたゴンサロ・ラモスがゴールへ押し込んで、先制に成功した。リードを奪ったPSGは、その後も主導権を握って前半を進めて、1点をリードして折り返した。

　後半もPSGが優位に試合を進める展開は変わらない。すると72分、左サイド深い位置を取ったデジレ・ドゥエが中央へ折り返すと、後方から駆け上がってきたヌーノ・メンデスが豪快にシュート。これがゴールネットに突き刺さり、PSGがリードを広げた。

　2点のビハインドを負ったザルツブルクは、81分にマッズ・ビストルップとの交代で川村を投入。川村はこの試合がCLデビューとなった。

　その後、PSGは82分にハキミのラストパスからデジレ・ドゥエがダメ押しの追加点を決めて勝負あり。リードを3点に広げて試合を終えた。PSGは今大会2勝目をマーク。ザルツブルクは今大会5敗目でプレーオフ進出が難しい状況になった。


【スコア】
ザルツブルク　0−3　パリ・サンジェルマン

【得点者】
0−1　30分　ゴンサロ・ラモス（パリ・サンジェルマン）
0−2　72分　ヌーノ・メンデス（パリ・サンジェルマン）
0−3　85分　デジレ・ドゥエ（パリ・サンジェルマン）