【川崎・全日本2歳優駿注目馬】ダート三冠や世界につながるダート2歳王者決定戦 中央・地方の素質馬が集う

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2024年12月11日 11:00  netkeiba

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ナチュラルライズ(撮影:下野雄規)
 川崎競馬場で12月11日(水)に行われる全日本2歳優駿(2歳・JpnI・ダ1600m)。17年から「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の対象レースに指定されており、上位入着を果たしてポイントを獲得すれば、ケンタッキーダービーへの参戦も近づく。また、国際グレードは取得していないが、外国馬も出走可能な国際交流競走に指定されている。

 アグネスデジタルやルヴァンスレーヴなど、過去の覇者には数多くの名馬が並ぶ一戦。今年も中央、地方の素質馬が顔を揃えたが、大きく飛躍する存在は現れるか。発走予定日時は11日(水)の20時10分。主な出走予定馬は以下の通り。

■ナチュラルライズ(牡2、美浦・伊藤圭三厩舎)

 今年7月の札幌ダ1700m戦でデビュー。道中は4、5番手で脚を溜め、勝負どころから一気に進出すると、直線は独壇場で2着に6馬身差、3着以下はそこから大差を付ける圧巻の走りを見せる。続くカトレアSは、頭をあげるしぐさや、直線で外にモタれる面を見せながら完勝。まだまだ粗削りな部分はあるが素質は光る。ビッグタイトルを獲得して、次の大舞台へつなげたい。

■ソルジャーフィルド(牡2、北海道・川島洋人厩舎)

 デビュー戦は離された2着も、2戦目から3連勝で重賞戦線へ。ブリーダーズゴールドジュニアC、サンライズCはともにリコースパローの後塵を拝したものの、JBC2歳優駿では雪辱を果たした。ハイペースの流れに乗じて、鋭い決め手を発揮。5番人気の伏兵評価を覆し、3馬身差の圧勝劇だった。初の左回り、長距離遠征、さらなる相手強化。条件は楽ではないが、再びの金星はなるか。

■ハッピーマン(牡2、栗東・寺島良厩舎)

 新馬戦は5番手から上がり最速の末脚を見せ、3馬身半差の完勝。続くヤマボウシ賞では初陣で下したアメリカンビギニのリベンジを許したが、兵庫ジュニアグランプリでは1番人気に応えて初タイトルを手にした。2戦ともに砂を被りながら、終いしっかり脚を使っており、位置取りにこだわらない点が魅力。小回りコースを丁寧に立ち回って、世代のチャンピオンに輝きたい。

■ミリアッドラヴ(牝2、栗東・新谷功一厩舎)

 一族に活躍馬ずらりの良血。姉スティールブルーは昨年のアルテミスS3着馬で、伯母のワンミリオンスはダート重賞2勝。また同じ母系には、GI/JpnI・2勝のテスタマッタがいる。新馬勝ちのあとエーデルワイス賞に挑戦すると、速い流れを自らつかまえにいき、余裕残しの2馬身半差V。2ハロンの距離延長にはなるが、デビュー戦で1400mは経験している。チャンスはあるだろう。

 そのほかにも、川崎移籍後に2戦連続大差勝ちのホーリーグレイル(牝2、川崎・内田勝義厩舎)、前哨戦の平和賞を制したウィルオレオール(牡2、北海道・小国博行厩舎)、R.ムーア騎手とタッグを組むグランジョルノ(牡2、美浦・高柳瑞樹厩舎)などが出走を予定している。

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