フォーブス・アジアが、世界の慈善活動家たちの貢献を称えるリスト「ヒーローズ・オブ・フィランソロピー」の2024年版を発表した。
同リストは、過去1年間で自らの資産から多額の寄付を行った15人を、順位づけを行わずに選出。選ばれた人々は、教育や医療、女性のエンパワーメントなどの分野の取り組みを支援するために、多額の寄付を行っている。
日本からは、ファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼CEOが選出。同氏は今年10月にカリフォルニア大学ロサンゼルス校(以下、UCLA)人文科学部に3100万ドル(約45億5000万円)を寄付した。これは同大学の人文学部に対する史上最大の寄付となった。
柳井氏は、2014年にUCLAに250万ドル(約3億8000万円)を寄付し、「柳井イニシアチブ・グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト」を設立。今回の寄付金は同プロジェクトの活動を支援するために使用される。同氏は現在、家族と共に486億ドル(約7兆3400億円)の資産を保有し、日本で最も裕福な人物としても知られている。
そのほか、中国のスマートフォン大手シャオミの共同創業者 レイ・ジュン(Lei Jun)や、オーストラリアのデザインソフトウェア企業 キャンバ(Canva)の共同創業者兼CEOのメラニー・パーキンス(Melanie Perkins)とその夫で同社COOのクリフ・オブレヒト(Cliff Obrecht)、メタの共同創業者のエドゥアルド・サベリン(Eduardo Saverin)とその妻のエレイン(Elaine Saverin)などが選ばれた。