「アンタが風間俊介はあり得ない」「ブギウギ」脚本参加の監督、自身モデルのドラマで妻と言い争い

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2024年12月11日 17:13  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

小説「それでも俺は、妻としたい」がドラマ化された足立紳監督(撮影・阪口孝志)

脚本家で映画監督の足立紳氏(52)が11日、大阪市のテレビ大阪で、同局とBSテレ東のドラマ「それでも俺は、妻としたい」(土曜深夜0時55分)の会見に出席した。


19年発売の同名小説のドラマ化。売れない脚本家の夫とダメ夫を罵倒する妻の夫婦“性”活エンターテインメントで、モデルになっているのは足立夫妻だ。


自ら脚本、監督を務める足立氏は「セックスレスとかを深く書いているわけではなくて、夫婦のことを書いてたら、そういうふうになっちゃった」。夫婦生活の再現度については「むしろ薄くなってます。そのまんまだと引いちゃう人がいるので適度に笑えるように」とオブラートに包んでいることを明かして笑わせた。


夫婦役を演じるのは風間俊介とMEGUMI。「妻の言葉遣いがひどいので、MEGUMIさんが演じてくれたら、切れ味が余計に鋭くなっておもしろいかな」。妻からは「アンタが風間俊介はあり得ない」と言われたそうで、「妻がMEGUMIさんも相当あり得ない」とやり返した。


理想の夫婦像は「お互いが超尊敬しあって、画に描いたようなのが理想。そうなりたいけどウチは絶対に無理」と断言。「見た人の8割は『別れた方がいい』って言うんじゃないか。何でも言い合えるっていうことになるかもしれないですけど、何でも言うのが本当にいいのか? ってのもあります」。笑顔でボヤく姿には妻への愛情があふれていた。


すでに撮影は終了しているが、リアル感を出すため、撮影は足立氏の自宅で行われたそうで、家族も2カ月ほど近所で仮住まい。「利点は俳優さんが役として動く導線のリアリティーがある。欠点は家族に迷惑がかかった」と振り返った。


足立氏といえば、23年度NHK後期連続テレビ小説「ブギウギ」で脚本家の1人として名前を連ねた。これまでは映画の仕事が中心だっただけに「仕事がやりやすくなった」。朝ドラの脚本家となったことで企画が通りやすくなったことを喜んでいた。

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