【ワシントン時事】米労働省が11日発表した11月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比2.7%上昇と、前月(2.6%上昇)から加速した。伸びは2カ月連続で拡大。市場予想と同じだった。
変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年同月比3.3%上昇と、伸び率は前月から変わらなかった。米景気が底堅く推移する中、インフレ率は下げ渋っている。
項目別では、ガソリンが8.1%低下、中古車・トラックも3.4%下がった。一方、サービス価格(エネルギー関連除く)は、家賃など住居費の値上がりが響き、4.6%上昇した。