日本漢字能力検定協会(本部・京都市)は12日、24年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「金」に決まったことを発表した。テレビのバラエティー番組でも引っ張りだこの1年だった元HKT48のタレント村重杏奈(26)は、自身の今年の漢字に「成」を選んだ。このほど取材に応じ、「成長」の1年を振り返った。【聞き手=野見山拓樹】
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23年にフジテレビ系「呼び出し先生タナカ」などをきっかけにブレーク。今年も勢いそのままに、バラエティー番組を中心に大活躍の1年となった。
2024年は「成長」の1年と振り返った。
「テレビに出始めたころは、多分芸人さんに絡みたくないと思われていました。最近は『村重ちゃん、あれ見たよ! すごかったね!』って言ってもらえるようになりました。芸人さんに仲良くなりたいと思ってもらえるって大きいんです。そういう面では芸能界の目標みたいなものは達成できた気がします」
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自身のタレントとしての成長も実感しつつ、自らの立ち振る舞いを考える機会も多くなったという。
「若い世代の子たちがどんどん入ってきて、最近はMCをやらせてもらうこともあるので、自分がギャーギャー言う立場じゃない番組も出てきました。自分のスタイルを崩さずにテレビに出るって大事だとは思うけど、番組によって存在感を変えられる人ってすごいと思いました。そういうのって品が良くなきゃいけない。自分の中ではちょっとずつ変えられてきていると思います」
今年は自身の下着ブランドのプロデュースもスタートした。
「いろんな方が関わってくれる中で、例えば村重と村重以外の3人が別々の意見だったら、村重は自分の意見を消さなきゃいけない時もあります。いろいろな人の意見を取り入れるって最初はすごく難しかったけど、このプロデュースを通してちょっと大人になりました」
プロデュースを通して広い視野や柔軟な姿勢が身につき、人間としての成長につながり、タレント以外の面でも「成功」を収めた。
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来年も、テレビタレントとしての安定感を求めつつ、さらなる「成功」を求めていく。
「本当にラッキーパンチ人生。(グループを)卒業して誰がこんなにテレビに出ることを想像していたんだって話じゃないです?(笑い)。ひとつひとつの出来事が全部ありがたいけど、感謝だけでは終わりたくない。打ち合わせの時に『いつも通りやってもらえれば大丈夫なんで』って安定して任せられる存在になるのが憧れです」
そして「まだ村重を知らない人もいると思うので、国民全員に村重を知っていると思ってもらえるようになりたい」
バラエティー女王として今以上に“成り上がる”野望も語った。
◆村重杏奈(むらしげ・あんな)1998年(平10)7月29日、山口県生まれ。父が日本人、母がロシア人の間に生まれ、11年にHKT48の1期生としてデビュー。グループの中でも“バラエティー班”として活躍し、シングル選抜も7度。14〜15年はNMB48も兼任。選抜総選挙は第4回(12年)から圏外→外→67→80→100位→不参加。21年12月にグループ卒業。フジテレビ「オールナイトフジコ」(金曜深夜0時55分)、「呼び出し先生タナカ」(月曜午後8時)など多数出演。163センチ。血液型O。
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