終活協議会/想いコーポレーショングループは、年賀状じまいに関するアンケート形式の意識調査結果を12月10日に発表した。同調査は2024年11月1日〜11月30日の期間、終活ガイド資格検定2級、3級資格取得者751人を対象にインターネットを用いて行われた。
ここ数年、年賀状をやめることを宣言する「年賀状じまい」が広まっている中、今も年賀状を出しているか聞いたところ、「出している」(40%)という結果になった。
主にどんな相手にいちばん年賀状を出しているか(出していたか)尋ねたところ、「家族・親戚」(28%)、「友人・知人」(56%)、「取引先・顧客」(7%)、「すべて」(9%)という回答になった。
また、日本独自の文化である年賀状を大切にしたいと思うかという質問には、「思う」(60%)、「思わない」(40%)という回答になった。
年賀状じまい専用のはがきが販売されていることを知っているか尋ねたところ、「知っている」(30%)、「知らない」(70%)という回答になった。
また、年賀状を出すことのいちばんのメリットを聞いたところ、「離れて暮らす恩師や旧友など、日頃会うことのない相手とコミュニケーションが取れる」(38%)、「正月らしさを感じられる」(31%)、「ネットやSNSにはない温もりを感じられる」(16%)、「写真付き年賀状を送ることで、離れて暮らす相手に子どもの成長を見せられる」(8%)、「取引先や顧客との関係構築」(4%)、「お年玉くじで景品をもらえるかもしれない」(3%)という回答になった。
また、年賀状じまいをすることのメリットを尋ねたところ、「時間・手間・費用の節約」(68%)、「人間関係の見直し」(32%)という回答になった。
一方、年賀状じまいをすることのいちばんのデメリットについては、「相手によっては疎遠になってしまう」(66%)、「相手によっては不義理なイメージを持たれてしまう」(26%)、「考えが変わった際に再開しづらい」(8%)という結果になった。
年賀状じまいが広まっているいちばんの要因は何だと思うか聞いたところ、「ネットやSNSの普及」(71%)、「終活の一環としての生前整理」(11%)、「郵便料金の値上げ」(7%)、「手書きプリントなど、作成の手間」(6%)、「人間関係の見直し」(5%)、という結果になった。
次に、身近で年賀状じまいをしている人は多いか尋ねたところ、「多い」(53%)、「少ない」(12%)、「分からない」(35%)だった。また、年賀状じまいを身近な人に勧めたいと思うかという質問には、「思う」(40%)、「思わない」(60%)という回答になった。(蒲生杏奈)