16歳未満の少女を誘拐し、性的暴行を加えたとして、わいせつ誘拐などの罪に問われているアメリカ空軍兵の男に那覇地裁はきょう、懲役5年の実刑判決を言い渡しました。
この裁判は嘉手納基地所属の兵長、ブレノン・ワシントン被告が去年12月、16歳未満の少女に声をかけて車で連れ去り、基地の外の自宅にわいせつ目的で連れ込んで性的暴行を加えたとして、わいせつ誘拐と不同意性交等の罪に問われているものです。
これまでの裁判で、検察側は懲役7年を求刑し、弁護側は性的行為について「同意を得ていた」として無罪を主張していました。
きょうの判決公判で、那覇地裁の佐藤哲郎裁判長は「年少者の同意があったかどうかによらず、不同意性交が成立する。認識していなかったという事実は犯行の悪質さをひきさげる理由になりえない」として、懲役5年の実刑判決を言い渡しました。
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