数々の名曲を世に送り出してきたシンガーで、過去に薬物依存に苦しんだことでも知られるエルトン・ジョンが、アメリカとカナダにおけるマリファナ合法化に、強く異議を唱えた。
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Varietyによると、この度Time誌によるアイコン・オブ・ザ・イヤーに選出されたエルトンが、同誌のインタビューで「マリファナに依存性があることを主張し続けています。他の薬物に繋がります」と、その危険性を指摘。「そしてハイになると…僕も昔はハイでしたが、ものごとを正常に考えられなくなります。アメリカとカナダにおけるマリファナの合法化は、史上最大の過ちです」と語ったそうだ。
70年代にジョンが薬物に溺れていった様子は、製作にも関わった自身の伝記映画『ロケットマン』でも描かれた。「薬物を使用すると、酷い決断をしてしまう。愛が欲しくてたまらなかったのに、相手を人質のようにしてしまった。好きな人と出会い、3、4か月一緒にいると、束縛したと恨まれた。自分がどれほど多くの人を傷つけてきたかと思うと、本当に辛い」と振り返る。
ジョン自身は、薬物依存を乗り越え、エミネムやロビー・ウィリアムズの断薬をサポートするなど、薬物依存に苦しむアーティストの回復に手を貸してきたそう。しかし残念ながら、ジョージ・マイケルを救うことは出来なかったようだ。