【写真】ミュージカル『ホリデイ・イン』ロゴビジュアル
本作は、米国の大手映画会社パラマウントの製作で、1942年にビング・クロスビー&フレッド・アステア主演で公開された映画『Holiday Inn』(邦題『スウィング・ホテル』)をもとに、2014年にコネチカットで舞台化されたミュージカル作品。翌15年セントルイスでの上演を経て、16年にはブロードウェイに進出。17年1月までのホリデーシーズンに合わせて上演された。
音楽は、本作の「White Christmas」の作詞・作曲でアカデミー歌曲賞を受賞しハリウッドを代表する映画音楽家となったアーヴィング・バーリン。誰もが耳にしたことのあるこの名曲をはじめ、「Steppin’out with My Baby」「Blue Skies」「Cheek to Cheek」「Easter Parade」など、時代を超えて愛され続けるバーリンの名曲と華やかなレビューシーンの数々が魅力だ。
演出・振り付けを務めるのは英国出身のビル・ディーマー。13年に『TOP HAT』の振り付けにより、英演劇界で最も権威のあるローレンス・オリヴィエ賞の最優秀振付賞を受賞、18年には『FOLLIES』のリバイバル版の振り付けで、同じくローレンス・オリヴィエ賞最優秀振付賞にノミネートされるなど、英ミュージカル界を代表する振付・演出家の一人だ。
主人公ジム・ハーディを演じるのは坂本昌行。演出・振り付けを担うビルとは、坂本主演で18年に上演された『TOP HAT』に続いて二度目のタッグとなる。ここで培った信頼関係を遺憾なく発揮し、日本初演となる今作を創り上げる。
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さらに、ジムと「ホリデイ・イン」で出会い引かれ合うリンダ・メーソンを、元宝塚歌劇団星組トップスターの柚希礼音が演じる。加えて、かつてのジムの恋人でテッドとショーを続けるライラ・ディクソンに、柚希と同じく宝塚歌劇団星組でトップ娘役として活躍した夢咲ねね。ジムの農場で働くタフでDIYが得意なルイーズを保坂知寿が演じる。
主演の坂本は「作中の曲は聞いたことがある方も多いと思うので、初めてミュージカルを観る方でも十分楽しんでいただける作品です。演出のビルとは『TOP HAT』以来のお仕事。僕にとってもビルにとってもリベンジになると思います。恩返しもふまえて、みんなが笑顔で千穐楽を迎えられるように頑張りたいです」とコメントしている。
ミュージカル『ホリデイ・イン』は、2025年4月1〜16日に東京・東急シアターオーブ、4月22日〜5月1日に大阪・SkyシアターMBSにて上演。
※コメント全文は以下の通り
【コメント全文】
◆坂本昌行
作中の曲は聞いたことがある方も多いと思うので、初めてミュージカルを観る方でも十分楽しんでいただける作品です。演出のビルとは『TOP HAT』以来のお仕事。僕にとってもビルにとってもリベンジになると思います。恩返しもふまえて、みんなが笑顔で千穐楽を迎えられるように頑張りたいです。
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増田とはドラマで少しだけ共演しましたが、舞台は初めてです。増田はコミュニケーション能力がすごく高くて、その場の空気を和ませてくれる人だと思っています。僕が自分のことで精いっぱいで座長らしいことを何もできない人で、後輩が稽古場の空気を作ってくれることが多いので増田にもお願いしたいです(笑)。
素晴らしい演出・振付、そして我々の躍動するお芝居をアーヴィング・バーリンの楽曲とともにお届けしますのでぜひ観に来てください。劇場でお待ちしております。
◆増田貴久
作品の内容をあまり知らないままお受けすることが多くて、今回も内容より坂本くんが主演ということで「やります!」と答えてしまいました。やる気と見た目は完璧です(笑)。
ビルは、圧倒されるくらい明るくてテンションが高い方でした。ご一緒できて嬉しいですし、それぞれ本人が持っているいいところを伸ばして振付や演出に反映させたいと言っていただいたので、いまからワクワクしています。演じるテッド・ハノーバーの、スターでいる部分とオフの部分を演じ分けられるのが楽しみです。
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エンターテイナー役を演じる、エンターテイナー増田貴久をぜひ観に来てください。
◆柚希礼音
舞台映像を拝見して、私が演じるリンダにすごく感情移入する部分が多かったです。とてもパワーをもらえ、背中を押してもらえる作品だと感じました。今回出演できることをとても嬉しく思います。
有名な『White Christmas』がこの作品のもとになっている映画(『スウィング・ホテル』)の為に書き下ろされた曲とは知らなかったのでとても驚きでした。リンダにとってもキーワードになる曲なので、演じる私の感情も揺さぶられるんだろうと楽しみにしています。素敵な曲を歌える喜びを胸に頑張ってお稽古したいと思います。
演出のビルはとても気さくな方でした。ある作品を再現するのではなく、今回このメンバーで新しく創り直すような気持ちで挑んでくれたらいいと言っていただき、とても心強かったです。海外の演出家の方とは今までにもたくさんお仕事させていただいていますが、毎回新しい発見があります。今回も刺激をいただきながら新しく生まれ変わったような自分になれることを期待しています。
夢咲ねねちゃんとは宝塚のトップ時代ずっと相手役でしたが、一緒にお芝居をするのは退団後初めてです。女性役同士なのでドキドキワクワク、楽しみにしています。
とても心が温まる素敵な作品です。出演できる喜びを胸に、皆様に夢と感動をお届けできるように頑張ってまいりますので、ぜひ劇場にお越しください。